スポーツ
2025年01月09日 21時20分

京都サンガF.C.、新シーズンの決意と変革へ – サンガスタイルの進化を目指す

京都サンガF.C.、新シーズンに向けた決意と変革

京都サンガF.C.は、2025シーズンに向けてクラブの新たな船出を迎えました。曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のもと、クラブ史上最長となる4季連続のJ1開幕を迎えることが決定し、城陽市内の練習場で初練習を行いました。曺監督は「自分たちのサッカーを突き詰め、上位に食い込む」という意志を示し、選手たちともその決意を共有しています。

昨シーズン、京都サンガはJ1リーグで14位という結果に終わりましたが、新シーズンに向けての準備は万端です。特に曺監督は、今シーズンは「ダークホースの位置から脱却するために、自己信念を貫くサッカーを目指す」と強調しています。これは、曺監督自身が掲げる「サンガスタイル」の進化を示唆しており、チームとしての一貫したプレースタイルの確立を目指しています。

新たな体制と選手の動向

この新シーズンに向けた準備の一環として、京都サンガは選手の背番号やスタッフ体制を一新しました。昨シーズン限りで現役を引退した梅崎司氏がコーチとして加わり、新たな風をチームに吹き込んでいます。さらに、海外移籍による離脱が発表された三竿雄斗に代わり、ジョアン・ペドロが背番号6を継承することになり、期待が高まっています。

チームの決意と目標

京都サンガの選手たちは、八坂神社で必勝祈願を行い、新シーズンに臨む覚悟を新たにしました。曺監督は、「毎日×毎日=タイトル」というメッセージを掲げ、日々の積み重ねの重要性を説きました。選手たちも新シーズンに向けた抱負を絵馬に書き込み、一丸となってタイトル争いへの意気込みを示しています。

未来への展望

J1リーグにおいて、京都サンガはこれまで中位をさまよってきましたが、今シーズンはさらなる高みを目指しています。特に、曺監督のもとでの戦術的な成熟が進む中で、チームとしての一体感がどのように強化されていくのかが鍵となるでしょう。キャンプや試合を通じて選手たちがどれだけ成長し、監督のビジョンを実現できるかが、今後のシーズンを占う重要な指標となります。

京都サンガが掲げる「サンガスタイル」は、単に戦術的な試みだけでなく、クラブとしてのアイデンティティの表現でもあります。これがどう実を結ぶか、そしてどのようにファンの支持を得ていくかが、京都サンガの今後の成績に大きく影響することでしょう。新たなシーズンの幕開けに向けて、京都サンガの挑戦は続きます。

[山本 菜々子]

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