大坂なおみ、コーデーとの破局後に見据える新たなステージ
大坂なおみ選手、コーデーとの破局を経て新たなステージへ
プロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手が、長年の恋人であり娘の父親でもあるラッパーのコーデーとの破局を発表しました。二人は2019年から交際を始め、2023年7月には娘のシャイを迎え入れましたが、2025年1月に大坂選手が自身のInstagramで「もう交際していない」ことを明らかにしました。この発表は、大坂選手のファンやテニス界において驚きをもって受け止められました。
二人の関係の軌跡と破局の背景
大坂選手とコーデーは、NBAロサンゼルス・クリッパーズの試合会場で偶然出会い、そこから交際がスタートしました。彼らの関係は、メディアに対してオープンでありながらも、プライベートな時間を大切にするものでした。2023年には娘の誕生という大きな節目を迎え、家庭を築く中で、親としての新たな役割を果たすこととなりました。
しかし、同年の出産直後から破局の噂が流れ始め、2人の関係は微妙なバランスを保っていました。大坂選手はSNSを通じて意味深なメッセージを投稿し、ファンたちの間で不安を呼び起こしていました。例えば、「自分を愛することの美学」や「夕焼けを見にいく相手が欲しい」といった言葉は、彼女の心境を反映していたと言えるでしょう。
最終的に、彼女はInstagramで破局を公にし、コーデーを「素晴らしい人で、素晴らしい父親」と称賛しつつも、交際を続ける道を選ばなかった理由については詳しく触れていません。ただ、彼女の発言からは、関係の中で得た成長や娘という最大の祝福を得たことへの感謝が感じられます。
大坂選手の今後の挑戦と展望
破局の発表と同時期に、大坂選手はニュージーランドで開催されたASBクラシックに参加し、女子シングルスで決勝進出を果たしました。しかし、決勝戦では腹部の痛みを訴え、惜しくも途中棄権という結果に終わりました。この出来事は、彼女にとって競技復帰の難しさを再認識させたかもしれませんが、同時に彼女の心の強さと忍耐力を示すものでもあります。
大坂選手はその後、「私の行く先にはもっと大きくて素晴らしいものがあるかもしれない」と前向きなメッセージをSNSに投稿し、これからの挑戦に向けた意欲を示しています。彼女は2025年1月に開幕する全豪オープンへの出場を予定しており、母として新たな生活を始める中で、再びトップレベルのプレイを見せることが期待されています。
プロテニス界では、大坂選手のようにプライベートとキャリアを両立させるプレイヤーが増えつつあります。彼女の経験や選択は、同じような境遇にある選手たちにとって、新たなインスピレーションとなるでしょう。
[田中 誠]