ロサンゼルス山火事にスポーツ界が団結、ドジャースやエンゼルスが支援活動を展開

ロサンゼルスを襲う山火事とスポーツ界の支援の波

ロサンゼルス近郊で発生した大規模な山火事は、地域社会に大きな影響を及ぼしています。この災害に対して、ロサンゼルスを拠点とするスポーツ界が一丸となって支援活動を展開しています。特にMLBのロサンゼルス・ドジャースは、選手たちや球団スタッフとともに、被災地支援に向けた積極的な活動を行っています。

ドジャースは、「LA Strong」とプリントされたTシャツなどのグッズを販売し、その収益を全額寄付する形で支援活動を開始しました。この取り組みは、ドジャースだけでなく、同じロサンゼルスを本拠地とするエンゼルス、そしてNFLのラムズやNBAのレイカーズ、NHLのキングスといった他のプロスポーツチームとも協力して行われています。

ドジャースのフレディ・フリーマン内野手は、私財から30万ドルを寄付するなど、個人としての支援も進んで行っています。この他に、選手たちの妻やパートナーも含め、さまざまな形で寄付や募金活動を展開しており、スポーツ界全体で支援の輪が広がっています。

韓国人メジャーリーガーへの影響

この山火事は、野球界にも波及しています。韓国出身のメジャーリーガー、イ・ジョンフ選手は、渡米便を変更せざるを得ない状況に追い込まれました。彼は韓国からロサンゼルス経由でサンフランシスコに向かう予定でしたが、山火事の影響でラスベガス経由に変更することを余儀なくされました。安全を最優先に考えた判断ですが、選手にとっては予定していたスケジュールの変更は少なからず影響を与えることでしょう。

さらに、韓国人初のメジャーリーガーである朴賛浩氏の自宅も今回の火事で全焼しました。朴氏は韓国出身選手としてメジャーリーグで輝かしい成績を残し、その後も野球界に多大な影響を与えてきた人物です。彼の自宅が被害を受けたことは、韓国国内だけでなく、野球界全体に衝撃を与えています。