ジャ・モラントの活躍でメンフィス・グリズリーズが劇的勝利!ウルブズを127-125で下す
ジャ・モラントの決勝点でメンフィス・グリズリーズが劇的勝利
1月11日、メンフィス・グリズリーズがミネソタ・ティンバーウルブズを127-125で破り、激しい接戦を制しました。両チームが一進一退の攻防を繰り広げたこの試合では、特に第4クォーターのジャ・モラントの活躍が際立ちました。彼は試合終盤に連続得点を決め、チームを勝利に導きました。この勝利により、グリズリーズはウエスタン・カンファレンスで3位に位置しています。
試合は序盤から白熱した展開を見せ、両チームともにリードを奪い合いました。ウルブズのドンテ・ディビンチェンゾは試合の立ち上がりから得点を重ね、チームの攻撃をけん引しましたが、グリズリーズもザック・イディーやサンティ・アルダマの得点で応戦しました。特に第2クォーターでは、ジャレン・ジャクソンJr.が16得点を挙げるなど、大黒柱としての存在感を発揮しました。
第3クォーターでは、デズモンド・ベインがアウトサイドからのシュートを次々と決め、チームの流れを引き寄せました。しかし、ウルブズも再びリードを奪い返し、試合は99-103とウルブズがわずかにリードした状態で第4クォーターに突入しました。
試合終盤にジャ・モラントが輝く
試合の勝敗を分けたのは、試合終盤のモラントの活躍でした。残り1分を切った時点で、モラントは同点のレイアップを決め、続くオフェンスではジャクソンJr.のターンオーバーを誘発。さらに、モラントは残り18.6秒でのタフショットを成功させ、これが決勝点となりました。彼のクラッチプレーは、グリズリーズが最後までリードを守り抜くための原動力となりました。
この試合でグリズリーズは、ジャクソンJr.が33得点8リバウンド、ベインが21得点5リバウンド5アシストを記録し、各選手がそれぞれの役割を果たしました。一方で、ウルブズはディビンチェンゾがチーム最多の27得点を挙げましたが、惜しくも連勝がストップしました。
河村勇輝の存在感とチーム内の関係性
この試合では、河村勇輝の出場機会はありませんでしたが、彼のチーム内での存在感は確立されつつあります。河村はグリズリーズと2way契約を結び、NBAに挑戦しています。チームの重鎮であるジャレン・ジャクソンJr.は、河村のプレー写真がプリントされたパーカーを着用してアリーナに入場し、河村への親しみやリスペクトを示しました。このような関係性は、河村がチームに溶け込んでいる証左とも言えるでしょう。
ジャクソンJr.は、以前から日本人選手である渡邊雄太とも親しいことで知られています。彼は渡邊と共に寿司を楽しむなど、オフコートでも交流を深めてきました。このような国際的な友情や文化交流が、チームの結束を強める要因となっているのかもしれません。
今後のグリズリーズの展望
この勝利により、グリズリーズはアウェー連戦の初戦を白星で飾りました。次の対戦相手はヒューストン・ロケッツであり、連勝を狙っています。ウエスタン・カンファレンス上位を目指す中で、安定した勝利を積み重ねることが重要です。
グリズリーズの今季の成績は着実に向上しており、チーム全体が一丸となってプレーオフ進出を目指しています。選手たちの個々のパフォーマンスとチームの結束力が、今後の結果を左右することでしょう。ファンの期待を背負いながら、彼らがどのようなプレーを見せてくれるのか、目が離せません。
[山本 菜々子]