村重杏奈、映画『悪鬼のウイルス』でスクリーンデビュー!新たな挑戦に注目
村重杏奈、スクリーンデビューで新たな挑戦
元HKT48の村重杏奈さんが、映画『悪鬼のウイルス』で初めて映画主演を果たし、話題を集めています。彼女はバラエティー番組ではお馴染みの顔ですが、映画という新たな舞台での挑戦について率直な心境を語りました。今回の映画は、二宮敦人氏による同名のホラー小説を原作とし、神隠しの噂がある村を舞台にしたサスペンス作品です。村重さんが演じたのは、恐怖に立ち向かう主人公・日名子という役です。
「ドッキリ」を疑った初主演のオファー
村重さんは、映画の主演オファーを受けた時、最初は「ドッキリではないか」と疑ったといいます。バラエティー番組の経験から、彼女はこれまで何度もドッキリにかけられてきたため、今回のオファーもその一環だと思ったそうです。しかし、撮影が進むにつれて、これは本当に「映画の仕事」だと実感し始めたと語っています。
映画という新たな領域に足を踏み入れた村重さんにとって、初主演という大役は大きなプレッシャーだったようです。バラエティー番組とは異なり、台本に基づく演技という新たな挑戦に戸惑いを感じたことを素直に打ち明けています。「こんなに分厚い台本を覚えられるのか」と不安を感じながらも、彼女はその役に全力で挑んだといいます。
撮影期間の記憶がないほどの集中
映画撮影の期間、村重さんはその役に没頭し、撮影が終わる頃には「記憶がごっそり抜けている」と笑いながら振り返ります。役になりきることの難しさと新しい挑戦の連続で、毎日が試行錯誤の連続だったようです。彼女にとって、初の映画主演は自分自身の限界に挑む、貴重な経験になったことが伺えます。
この映画での村重さんの演技は、監督の松野友喜人氏からも高く評価されました。彼女のシリアスな演技について、「純粋に上手だと思った」と絶賛されています。普段はバラエティー番組で見せる明るい一面とは異なる一面を映画で披露したことが、多くの驚きと称賛を呼んでいます。
今後のバラエティーと映画の両立
村重さんは、映画出演を経て女優としての可能性を広げたものの、今後もバラエティーを主戦場にしていく意向を示しています。「基本はバラエティーなので、戻ろうと思います」と笑顔で語りつつも、新たなオファーがあれば「スッと戻ってくる」と意欲を見せました。
彼女は、アイドル時代にセンターに立ったことがなかったことから、今回主演としてステージのセンターに立つことができたことを「嬉しい」と述べています。このような経験が、彼女のプロフェッショナルとしての成長に繋がっていることは間違いありません。
村重杏奈さんの今回の映画出演は、彼女のキャリアに新たな風を吹き込むものとなりました。バラエティーの世界で培ったスキルと、新たに得た映画での経験が融合し、彼女の今後の活躍に期待が高まります。彼女がどのようにしてバラエティーと映画という異なるフィールドで自分を表現していくのか、目が離せません。
[中村 翔平]