スポーツ
2025年01月13日 20時10分
落合晃、駒澤大学での挑戦とロサンゼルス五輪への道
落合晃、駒大での新たな挑戦と世界への希望
駒澤大学との出会いと大八木総監督の指導
落合選手が駒澤大学を選んだ背景には、大八木弘明総監督の存在があります。大八木総監督はこれまでにも多くの選手を世界レベルへと育て上げてきた実績があり、その指導力には定評があります。落合選手は「世界で勝負したい」との思いから、駒大での指導を受けることを決断しました。大八木総監督のもとには、すでに世界を目指す選手たちが集い、切磋琢磨しています。落合選手もこの環境で自分を磨き、国際舞台での飛躍を目指します。
800メートルからの挑戦と駅伝への意欲
駒大での駅伝挑戦は、彼のトラック競技にも好影響を与える可能性があります。駅伝の長距離練習は、持久力やペース配分の能力を高めるだけでなく、チームの一員としての協調性も育むことができます。落合選手は「駅伝がトラック競技に全く繋がっていないとは思わない」とし、駅伝での経験が将来のトラック種目における競争力を高めると信じています。
ロサンゼルス五輪への道のり
落合選手の大きな目標は、2028年のロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得です。前回のパリ五輪には出場できなかった悔しさを胸に、今回の五輪では結果を残したいと強く願っています。彼は「出場だけでなく、メダルを獲れる選手になりたい」と明言し、駒大での4年間をそのための準備期間と位置付けています。
落合選手の成長には、駒大だけでなく、日本陸連が主催するU20オリンピック育成競技者研修合宿での経験も大いに寄与しています。この合宿では、同年代のトップ選手たちと共にトレーニングを積み、互いに刺激を受けながら競技力を高めています。特に、世界選手権参加標準記録である1分44秒50を切ることが当面の目標であり、彼の目指す43秒台はさらに高いハードルを掲げています。
[田中 誠]