メイショウタバル、日経新春杯で有馬記念除外の雪辱を狙う
メイショウタバル、有馬記念除外の雪辱を日経新春杯で果たすか
メイショウタバルは、4歳世代の中でも一際個性が光る存在です。毎日杯では6馬身差で圧勝する一方、皐月賞では17着と大敗するなど、成績に浮き沈みが見られます。しかし、重賞を2勝していることからも、その潜在能力は確かなものです。今回は馬具を工夫し、より確実な操縦性を目指しています。ハミをトライアビットへと変更し、調教では良好な結果が得られたとのことです。この調整が功を奏すれば、日経新春杯での勝利も十分に期待できるでしょう。
今回のレースには、メイショウタバルと同じく有馬記念で除外されたショウナンラプンタも出走します。ショウナンラプンタは昨年の菊花賞で4着、さらに青葉賞でも2着と安定した成績を残しています。重賞タイトルはまだ手にしていませんが、その安定感と実力は評価されています。
ショウナンラプンタは、菊花賞や神戸新聞杯でメイショウタバルに先着されたものの、今回は再び相まみえる機会となります。どちらの馬も互いに負けられない一戦となり、レース展開次第ではどちらが勝利を手にするか予測がつきません。
日経新春杯の舞台がもたらす影響
今年の日経新春杯は、中京競馬場の芝2200メートルで行われます。この条件はメイショウタバルにとって有利なものです。中京の芝は荒れることが多く、彼の走りに合っていると主戦の浜中騎手もコメントしています。過去の神戸新聞杯での勝利が示すように、この舞台での経験が勝利に繋がる可能性があります。
一方、ショウナンラプンタにとってもこの舞台は決して不利ではありません。中京のコースにおける実績を持ち、スタミナを活かしたレース運びが期待されます。
これからの中距離戦線を占う意味でも、日経新春杯の結果は大きな意味を持ちます。年明け初の大舞台で、どの馬が飛躍を遂げるのか、その行方が楽しみです。
[鈴木 美咲]