スポーツ
2025年01月14日 14時10分

寺地拳四朗、加藤財務大臣を表敬訪問しボクシング界の未来を語る

寺地拳四朗、ボクシング界の未来を見据える

プロボクシングのWBC世界フライ級王者、寺地拳四朗選手(33)が、東京都千代田区の財務省を訪れ、加藤勝信財務大臣を表敬訪問しました。この訪問は、寺地選手が所属する「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」の会長を務める加藤氏との交流を深める目的で行われました。寺地選手は、加藤大臣に自身のフライ級王座獲得を報告するとともに、今後の目標についても語りました。

統一王座への野心

寺地選手は、昨年10月にフライ級へ転向し、早速の世界戦で2階級制覇を達成しました。現在の目標は、フライ級での4団体統一です。「誰と対戦するかは関係なく、モチベーションは常に維持している」と語る寺地選手は、どんな相手でも勝利できるよう準備を怠らない姿勢を示しています。春頃に予定されている次戦に向けて、実戦練習も続けており、彼の意欲が伝わってきます。

財務省との意外なつながり

寺地選手が驚いたのは、財務省内にボクシング部が存在することでした。「財務省でボクシングをやっているとは衝撃だが、うれしい」と語るその表情には、プロボクシングがより幅広い層に受け入れられていることへの喜びが見え隠れします。ボクシング部の存在は、プロボクシングがただのスポーツに留まらず、国民の健康増進や青少年の健全育成に寄与する役割を担っていることを示唆しています。

ボクシング界の発展を目指して

寺地選手の訪問は、ボクシング界と政治界が連携してスポーツ振興を図る重要な一歩ともいえるでしょう。「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」は、2022年11月に設立され、プロボクシングの振興と発展に力を入れています。ボクシングが地域社会における健康増進や青少年育成の機能を持つことを認識し、寺地選手の活動がその象徴となっています。

未来への展望

33歳を迎えた寺地選手は、自身の年齢を意識しつつも、さらなる挑戦に意欲を見せています。「また年をとりました。なるべく若くいようと思うが、ケガは治りにくくなっている」と、加齢に伴う体の変化を受け入れつつも、適切なケアを行いながらキャリアを続ける意思を示しています。

寺地選手は、2025年に向けての目標として、さらにベルトを増やすことを掲げています。4団体統一が最大の目標ですが、それに縛られず、階級を上げることも考慮に入れています。ビッグマッチを優先し、ボクシング界を盛り上げることに意欲を燃やす彼の姿勢は、ファンにとっても大きな期待を抱かせるでしょう。

寺地拳四朗選手の今後の活躍が、ボクシング界全体の発展につながることを期待せずにはいられません。彼の挑戦は、単なる個人の成功に留まらず、スポーツ全体の未来を明るく照らすものであり、ボクシングがより多くの人々に愛されるきっかけとなることでしょう。

[鈴木 美咲]

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