エンタメ
2025年01月15日 17時11分

木村拓哉とオク・テギョンが魅せる『グランメゾン・パリ』のリアリティ

木村拓哉とオク・テギョンが紡ぐ「グランメゾン・パリ」の魅力

オク・テギョンの多言語力が光る役どころ

韓国の人気アイドルグループ2PMのメンバーであり、俳優としても成功を収めているオク・テギョンも本作に出演しています。彼は韓国系カナダ人のパティシエ、リック・ユアンを演じており、韓国語、日本語、フランス語の三言語を駆使する役どころです。オク・テギョンの多言語スキルは、映画の中で重要な役割を果たしており、彼の演技が物語にリアリティを与えています。彼の公式Instagramには、木村拓哉や鈴木京香、沢村一樹ら共演者とのオフショットが公開され、映画の舞台裏の和やかな雰囲気を垣間見ることができます。

木村拓哉の挑戦と現場のリアリティ

映画の撮影にあたって、木村拓哉はフランス語の台詞に挑みました。彼は「文法も発音も素人の自分がフランス語を話すんですから『できるわけない』というメンタリティからのスタート」と語るほど、膨大な台詞に苦労したといいます。しかし、フランス語指導の先生や共演者たちの支えにより、リアリティを追求した演技を実現しました。このような努力の結果、観客は映画を通じてまるでパリのレストランにいるかのような臨場感を味わうことができます。

映画『グランメゾン・パリ』の料理監修は、2020年にパリでアジア人初の“三つ星”を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが担当しました。彼の経験が映画にも投影され、文化の壁を越えるコミュニケーションの困難さや、料理への情熱がリアルに描かれています。木村拓哉自身も、尾花夏樹というキャラクターに対して「譲れないものがあり、挑む構えを取り続ける意志の強さはすごい」としながらも、「尾花ほど素直じゃないヤツは同じ現場にいたらめんどくさいかもしれない」と笑顔で振り返ります。

共演者との絆が生む化学反応

『グランメゾン・パリ』の撮影現場では、共演者たちの友情と絆が強く感じられます。オク・テギョンがインスタグラムに投稿したオフショットには、木村拓哉、鈴木京香、及川光博らと笑顔で食事を楽しむ姿が映し出されています。特に、木村拓哉と鈴木杏樹の関係性は、過去の共演作から続く長い絆があり、彼女は木村を「心の師匠」とも称しています。このような共演者同士の化学反応が、映画の中での緊張感と温かさを生み出しているのです。

また、映画の公開に合わせて、木村拓哉と鈴木杏樹はラジオ番組でも共演し、長年の友情を再確認しました。彼らの関係性がスクリーンを越えて続いていることは、ファンにとっても嬉しいニュースでした。映画の中だけでなく、現実でも互いを支え合う彼らの姿勢が、作品にさらなる深みを与えています。

映画『グランメゾン・パリ』は、料理の描写を通じて観客に圧倒的な没入感を提供し、国境を越えた友情や挑戦の物語を紡いでいます。木村拓哉やオク・テギョンといった実力派俳優たちが集結し、リアリティと感動を届ける本作は、今後も多くの人々の心を掴んでいくでしょう。

[山本 菜々子]

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