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2025年01月16日 13時11分

映画「大きな玉ねぎの下で」:令和と平成を繋ぐラブストーリーが公開

「大きな玉ねぎの下で」:令和と平成をつなぐ新たなラブストーリーが幕を開ける

映画「大きな玉ねぎの下で」が、東京のユナイテッド・シネマ豊洲にて完成披露舞台挨拶を迎えました。キャストには神尾楓珠、桜田ひより、山本美月らが揃い、映画のテーマや撮影秘話を語り合いました。この作品は、爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」からインスピレーションを受け、手紙やノートを通じた顔も知らない相手への恋愛を描くラブストーリーです。

現代と過去を結ぶ物語の魅力

この映画の舞台は令和と平成に跨り、異なる時代に生きる人々がどのように繋がっていくのかが見どころです。主演の神尾楓珠は、将来に不安を抱える大学4年生・堤丈流役として、桜田ひよりは夢を追い続ける看護学生・村越美優役を演じています。二人のキャラクターは、手紙やノートを通じて次第に心を通わせていくのです。

舞台挨拶で神尾は、「初めて完成した作品を観た日から時間が経っているので、皆さんにどう受け取ってもらえるかドキドキします」と語り、桜田は撮影の思い出に浸りながら「長い時間をかけて撮影したので、ようやく観てもらえることに感謝しています」と心境を明かしました。

意外なキャストの一面と共演者の絆

イベントでは、神尾と桜田の間には撮影を通じて築かれた信頼関係が伺えました。桜田は「神尾さんは気さくなお兄さんで驚きました。撮影中もたくさん話しかけてくれて、心配が杞憂に終わりました」と笑顔で語りました。一方、山本美月は桜田との年齢差を感じつつも、流行りの話題で打ち解けたエピソードを披露しました。

また、キャストの一人である中川大輔は、「神尾さんの笑顔を引き出すためにムードメーカーとして頑張りました」と撮影時の様子を振り返り、神尾の笑顔を一番引き出したのは桜田だったと悔しさを滲ませました。

懐かしさと新しさを融合させた音楽の力

映画のテーマソングは、シンガーソングライターのasmiによる「大きな玉ねぎの下で」のカバーです。この楽曲は、原曲の持つ情熱を損なわずに、現代の感性で包み込むようなアレンジが施されています。舞台挨拶では、asmiが緊張しながらも見事に主題歌を披露し、観客を感動させました。

この映画における音楽の役割は、単なる背景音楽以上のものです。江口洋介は「この曲を聴くとドラマチックな気持ちになれる」と語り、楽曲自体がストーリーの情感を引き立てる重要な要素であることを強調しました。

幅広い世代に届けたいメッセージ

出演者たちは皆、作品を通じて幅広い世代にメッセージを届けたいと語ります。神尾は「丈流の就活で悩む姿が、同じような状況の人々の背中を押せたら」と期待を込めました。桜田も「現代と過去のつながりを楽しんでほしい」と、映画が持つノスタルジーと革新性の両方を感じてほしいと語りました。

映画「大きな玉ねぎの下で」は、2月7日より全国でロードショーが開始されます。古き良き時代のノスタルジーを感じつつ、現代の視点で新たな恋愛の形を描いた本作が、多くの人々の心に響くことを期待せずにはいられません。

[高橋 悠真]

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