映画『BLUE FIGHT』:三池崇史が描く新世代のバトルアクション
異色のバトルアクション映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン』:新たな世代のスターが誕生
映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン』が、2023年10月に公開されることになり、東京での完成披露試写会でその全貌が明らかになりました。この作品は、格闘家の朝倉未来氏と起業家の溝口勇児氏がエグゼクティブプロデューサーを務め、彼らの情熱が結集したバトルアクション映画です。監督には『クローズZERO』で知られる三池崇史氏を迎え、脚本は『金田一少年の事件簿』の原作者である樹林伸氏が担当しました。
この映画の主題は、朝倉未来氏の自伝『路上の伝説』を基にしたもので、“1分1ラウンド”という独特のルールで最強を決める格闘技イベント「ブレイキングダウン」が舞台です。ここに、少年院で知り合ったイクト(木下暖日)とリョーマ(吉澤要人)が挑戦し、格闘技の世界に飛び込む様子が描かれます。
異例のオーディションで選ばれた新星たち
本作の主演を務める木下暖日さんと吉澤要人さんは、総勢2000人が参加したという異例のオーディションで選ばれた新星です。彼らの選出は、三池監督が「今までの映画制作のやり方を再構築したい」という思いから始まったもので、既存の枠に囚われない新たな才能を求める試みです。
三池監督は「木下さんは一生に一度しか演じられない役と出会えた。吉澤さんは性格が役とリンクしていて、素晴らしいバディだ」と彼らの才能を高く評価しており、映画の中でどのような化学反応を見せてくれるのか期待が高まります。
新たな不良バトル映画の誕生
若者たちの成長と挑戦を描く
『BLUE FIGHT』は単なるバトルアクション映画ではなく、若者たちの成長と挑戦を描いた人間ドラマでもあります。イクトとリョーマは、少年院で出会ったことで友情を築き、共に夢を追い求めていきます。彼らが格闘技を通じて得るもの、そして失うものに焦点が当てられ、観る者に深い感動を与えることでしょう。
この作品は、観客に「夢を追い続けることの大切さ」を再認識させるだけでなく、格闘技イベント「ブレイキングダウン」の魅力をも伝える役割を果たしています。朝倉未来氏と溝口勇児氏の情熱が詰まったこのプロジェクトは、若者たちへのエールとしても受け取れるのではないでしょうか。
映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン』は、三池監督の手腕と新たな才能が融合した作品として、新たな不良バトル映画の幕開けを告げるにふさわしい作品です。公開が待ち遠しいですね。
[鈴木 美咲]