スポーツ
2025年01月22日 14時11分

井上尚弥、ボクシング界の新たな伝説として注目!ボブ・アラムも絶賛

井上尚弥、ボクシング界の新たな伝説へ

ボブ・アラム氏の評価と井上の謙虚さ

米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOは、井上選手を同じアジア出身の伝説的ボクサー、マニー・パッキャオ選手と比較し、「井上のキャリアのほうが伝説的だ」と語りました。アラム氏によれば、井上選手は1階級ずつ丁寧に進化を遂げ、リスクを最小限に抑えながらも精密なパンチングスキルを持ち合わせているとのことです。これに対し、井上選手は「自分が引退した時に、そう評価されるようになれれば」と謙虚な姿勢を示しました。

金芸俊との対戦に向けた準備

井上選手は、今回の防衛戦に向けて「25年のキャリアの引き出しを信じて闘いたい」と意気込みを語ります。彼は韓国の金芸俊選手と初対戦するにあたり、スイッチヒッターというスタイルに備え、徹底的な準備を進めていることを明かしました。対する金選手は、左右両構えを駆使する堅実なインファイトスキルを持ち、「トラブルメーカー」として知られています。この異名を持つ金選手との試合は、予想以上の激戦となる可能性が高いと予測されます。

異例の興行と井上の対応力

当初予定されていた対戦相手、サム・グッドマン選手が負傷により試合を辞退したことで、急遽金選手との対戦が決定しました。このような異例の状況下でも、井上選手は「どんな相手でも自分のボクシングを一致させる引き出しがある」とし、調整面での不安を一蹴しました。これにより、彼の精神的な強さと柔軟性が改めて証明されています。

井上選手の今後の展望

井上選手には2025年4月に米国での大型興行や、9月にサウジアラビアでの試合計画が浮上しています。もし今回の防衛戦で勝利すれば、彼はスーパーミドル級の王者サウル・アルバレス選手に次ぐ3度目の4団体防衛を果たし、さらに現役最多の世界戦通算24勝という記録を達成します。これにより、彼の名はボクシングの歴史においてますます重要な位置を占めることになるでしょう。

このように、井上尚弥選手は単なるボクサーの枠を超え、次世代の伝説として輝きを放ち続けています。彼の次の一歩がどのような形でボクシング界に影響を与えるのか、ファンたちはその活躍を心待ちにしています。

[山本 菜々子]

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