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2025年01月22日 18時11分

西山朋佳女流三冠、プロ棋士編入試験に挑むも惜敗

西山朋佳女流三冠、女性初のプロ棋士への道を歩むも惜しくも敗退

女性棋士誕生への期待と試練

西山朋佳女流三冠は、これまでに女流棋士として数々のタイトルを獲得し、その名を広く知らしめました。しかし、彼女の目標は単に女流タイトルにとどまらず、プロ棋士としての地位を確立することでした。編入試験に挑むにあたり、西山は過去の対戦で苦杯を喫してきた柵木幹太四段を相手に、再びその実力を試されることとなりました。西山は、得意の三間飛車を選択し、攻撃的な姿勢で挑みましたが、柵木の的確な駒組みに対抗することができず、惜しくも敗北を喫しました。

西山のこれまでの歩みと挑戦

西山の将棋への情熱は幼少期から始まりました。彼女は中学時代にすでに全国大会で優勝を果たし、10代で奨励会に入会しました。奨励会での活躍を通じて、彼女は三段に到達し、あと一歩でプロ棋士の地位に届くところまで迫りました。その後、女流棋士として転向し、華々しい実績を積み重ねる中で、プロ編入試験への挑戦権を獲得しました。これは、過去に福間香奈女流五冠が女性初の編入試験を受けた例に次ぐ、非常に意義深い挑戦でした。

編入試験の背景と意義

プロ棋士編入試験は、2005年に特例として導入され、アマチュアながらも高い実力を持つ棋士に対して、プロ棋士への道を開くものでした。これまでに瀬川晶司六段や今泉健司五段などがこの試験で合格し、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせています。西山にとって、この試験は単なるプロ入りの機会ではなく、女性棋士としての新たな地平を切り開く歴史的な一歩でした。

将棋界における女性の挑戦と未来

[山本 菜々子]

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