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2025年01月23日 18時11分

奥川雅也、10年ぶり京都サンガ復帰で新たな挑戦へ

奥川雅也、約10年ぶりの京都復帰で新たな挑戦へ

京都サンガF.C.は、アウクスブルクからMF奥川雅也選手の完全移籍加入を発表しました。奥川選手にとっては約10年ぶりの“古巣”復帰となります。28歳の彼は、京都の下部組織で育ち、2015年にトップチームデビューを果たしました。その後、ヨーロッパでのキャリアを積み重ね、今シーズンから再び京都のユニフォームを着ることになりました。

奥川雅也の成長と挑戦

奥川選手は、京都サンガF.C.の下部組織でサッカーの基礎を学びました。トップチームに昇格すると、そのドリブル技術から「古都のネイマール」とも呼ばれるほどの攻撃力を見せつけました。2015年、彼はレッドブル・ザルツブルクへと移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせました。オーストリアのSVマッテルスブルクやドイツのホルシュタイン・キールなどでプレーし、2019年にザルツブルクに戻ると、日本代表MF南野拓実やノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとも共にプレーしました。

その後、ビーレフェルトやアウクスブルクを経て、今シーズンはセカンドチームでのプレーが続いていました。しかし、彼の挑戦はここで終わりません。京都への復帰を機に、彼はさらなる成長を遂げることを目指しています。奥川選手は「この10年間でどれだけ成長したのかを皆さんに見せることが僕の仕事です」と語り、新たなステージでの活躍を誓っています。

京都サンガF.C.の攻撃陣に新たな風

京都サンガF.C.は、昨シーズンのJ1リーグで12勝11分け15敗の成績を収め、14位でフィニッシュしました。奥川選手の復帰は、クラブにとって大きなプラス要素となるでしょう。チームにはラファエル・エリアスやマルコ・トゥーリオ、原大智といった実力派のアタッカーが在籍しており、奥川選手が加わることで攻撃陣はさらに多彩になります。

奥川選手は自身の役割について、「自分は攻撃の選手なので、チームに得点をもたらしたい」と述べています。彼の持ち味であるドリブルとスピードは、相手ディフェンスを切り裂く武器となるでしょう。また、彼の経験値は若い選手たちにとっても大きな財産となります。

古巣復帰がもたらす意義

奥川選手の古巣復帰は、彼自身にとっても特別な意味を持っています。ヨーロッパでの豊富な経験を経て、再び京都のピッチに立つことは、彼にとって新たな挑戦であり、同時に恩返しの場でもあります。「京都サンガF.C.は歴史のあるチーム。そのチームに戻り、タイトルを取ることが目標です」と語る奥川選手は、ファンやサポーターとともに栄光を分かち合うことを望んでいます。

奥川雅也選手の復帰は、京都サンガF.C.に新たな風を吹き込み、チームの未来に大きな期待を寄せています。彼の挑戦がどのような結果をもたらすのか、サッカーファンにとっても見逃せないシーズンとなるでしょう。

[伊藤 彩花]

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