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2025年01月24日 12時11分

2026年NHK朝ドラ「風、薫る」!Wヒロインで明治時代の挑戦を描く

2026年NHK朝ドラ「風、薫る」が描く明治時代の女性たちの挑戦

日本のテレビドラマ界において、NHKの連続テレビ小説(通称:朝ドラ)はその伝統と質の高さで知られています。2026年度前期の朝ドラとして発表された「風、薫る」は、明治時代を舞台に2人の女性が看護の世界に飛び込む物語です。このドラマは、主演に見上愛を迎え、もう一人の主役をオーディションで選出するという異例の「Wヒロイン」形式を採用しています。

異例の「Wヒロイン」形式が描くもの

「風、薫る」は、「Wヒロイン」形式が採用され、2人の女性が主軸となる物語です。これは1996年の「ふたりっ子」以来、珍しい試みです。このドラマでは、明治時代という激動の社会を背景に、まだ女性の職業が確立されていない時代に看護師として道を切り開く2人の女性の成長と挑戦が描かれます。主演の見上愛は、既に「光る君へ」でその存在感を示し、今回は一ノ瀬りん役を務めます。もう一人のヒロインはオーディションで選ばれることが決定しており、新たな才能がどのようにこの作品を彩るか期待が高まります。

明治時代の看護の世界を舞台に

「風、薫る」の舞台は明治時代、西洋式看護学が日本に導入され始めた頃です。トレインドナースと呼ばれる、正規の訓練を受けた看護師たちが誕生したこの時代背景は、ドラマにリアリティと深みを与えます。見上愛が演じる一ノ瀬りんと、もう一人の主人公がどのようにこの新しい時代を切り開いていくのか、視聴者は彼女たちの成長と葛藤を見守ることになります。

このドラマの脚本は「くるり~誰が私と恋をした?~」などを手掛けた吉澤智子氏が担当し、制作統括は「光る君へ」を手掛けた松園武大氏が務めます。吉澤氏は、異なる個性を持つ2人のナースのバディとしての成長を描くため、彼女たちの葛藤や友情を緻密に描くことでしょう。

見上愛の魅力と期待

主演に抜擢された見上愛は、これまでのキャリアで培った表現力と人柄で、ドラマに温かさをもたらすことが期待されています。会見で見上は涙を浮かべながら主演の喜びを語り、多くの視聴者の心を掴みました。彼女は「夢や目標をあまり決めずに仕事をしてきた」と述べ、これまでのオーディション経験が今回の役に繋がったことを感慨深く振り返っています。

見上の演じる一ノ瀬りんは、自身の成長とともに視聴者に温かさや優しさを伝える役どころです。彼女の自然体でチャーミングな演技は、このドラマにおいても大いに活かされることでしょう。

オーディションで選ばれる新たなヒロイン

もう一人の主役は18歳から29歳の女性を対象にしたオーディションで選ばれることになっています。このオーディションは、ドラマに新たな風を吹き込むための重要なプロセスです。新たなヒロインがどのように見上と共演し、物語を作り上げていくのか、その化学反応に期待が集まります。

このドラマは、異なる背景や個性を持つ2人の女性が、医療の現場でどのように協力し合い、成長していくのかを描くことで、現代にも通じるテーマを提示します。視聴者は彼女たちの挑戦と成長を目の当たりにし、共感と感動を覚えることでしょう。

[中村 翔平]

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