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2025年01月25日 16時00分

『TOUCH/タッチ』舞台挨拶で本木雅弘とKoki,の親子共演に注目

『TOUCH/タッチ』舞台挨拶での驚きと感動—本木雅弘とKoki,の親子共演の裏側

Koki,の「パパスタイル」に驚愕

本作でKoki,さんは、初期の認知症である主人公クリストファーの最愛の人・ミコを演じました。彼女の演技について、本木さんは「Koki,さんは台詞を全部暗記していて驚いた。パパスタイルなんだね」と温かく評しました。「パパスタイル」という表現は、Koki,さんの父親である木村拓哉さんが本読みの際に台詞を完璧に暗記するという噂に由来します。この言葉は、彼女のストイックな姿勢を称賛するものであり、同時に彼女の親子関係をほのめかすユーモアも含まれていました。

本木雅弘とKoki,の親交

舞台挨拶で本木さんは、Koki,さんとの親交についても語りました。実は、二人は共通の知人を通じて、幼少期から家族ぐるみの付き合いがあったそうです。そのため、本木さんは「我が子を見るような眩しい気持ちで見守っていました」と親心を吐露。映画の中で父親役を演じる際も、その親しみ深い関係が役に深みを与えたといえるでしょう。

壮大なラブストーリーを支えるキャストたち

『TOUCH/タッチ』は、1969年のロンドンを舞台に、主人公クリストファーが50年前に失った愛を探し求める壮大な旅を描いたラブストーリーです。Koki,さんは、英国系の学校での教育を受けていた経験から、ブリティッシュイングリッシュを駆使し、ミコ役を見事に演じ切りました。共演のパルミ・コルマウクルさんとの相性も抜群で、若き日のクリストファーとミコとの愛の物語を鮮やかに描き出しました。

本作は、オーラフ・オラフソンのベストセラー小説を原作にし、コロナ禍という社会的背景を巧みに組み込みながら、観客に時を超えた愛の力を訴えかけます。アイスランドを出発し、ロンドン、日本を旅するクリストファーの姿は、観客に時間と空間を超えた感動を届けます。

新たな挑戦と成長

Koki,さんにとってこの作品は、女優としての新たな挑戦であり、大きな成長の機会でした。「この映画は私にとって宝物のような存在であり、多くを学びました」と語る彼女の言葉には、作品への深い愛情とともに、役者としての誇りが感じられます。日本のみならず、海外でも作品が評価される中で、彼女はさらに多くの人々にその魅力を届けることでしょう。

映画『TOUCH/タッチ』は、単なるラブストーリーを超え、観る者に人生の価値や時間の尊さを問いかける作品です。Koki,と本木雅弘の親子共演が、作品に彩りを添え、多くの人々の心に残る感動を与えています。観客は、彼らの演技を通して、愛の形や人生の意味を改めて考える機会を得ることでしょう。

[中村 翔平]

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