スポーツ
2025年01月25日 23時10分

ソフトバンクホークスの希望、川村友斗と栗原陵矢の挑戦

ソフトバンクホークスの挑戦者たち:川村友斗と栗原陵矢の野心

福岡ソフトバンクホークスの外野手、川村友斗選手と内野手、栗原陵矢選手が、今シーズンに向けてそれぞれ大きな目標を掲げています。彼らの決意は、チーム内の競争をさらに激化させるものであり、ファンの期待を大いに高めています。

川村友斗の「自分超え」への挑戦

川村友斗選手は、昨シーズンのパフォーマンスを超えることを今季の目標に掲げています。育成選手から支配下登録され、開幕1軍入りを果たした昨季の川村選手は、打率2割6分8厘で88試合に出場しました。しかし、自分の成績に満足することなく、さらなる飛躍を目指しています。

川村選手が特に意識しているのは、長打力の向上です。柳田悠岐選手や近藤健介選手といった不動のレギュラーがひしめく外野陣において、長打力は生き残るための重要な要素となります。北九州市での栗原陵矢選手との自主トレーニングでは、打撃技術の向上に特に力を入れており、この1カ月での取り組みに手応えを感じているとのことです。

「結果を残さないと1軍にはいられない」と語る川村選手は、外野手としての総合力を高めるべく、走攻守のバランスを意識しているようです。その姿勢は、チーム内の競争を激化させ、彼の成長に繋がることでしょう。

栗原陵矢の「3割、30本塁打」への野望

一方で、栗原陵矢選手は打率3割、30本塁打という具体的な数字を目標に掲げています。昨シーズンは打率2割7分3厘、20本塁打、87打点という成績を残し、ベストナインにも選ばれた彼ですが、さらなる高みを目指しています。栗原選手の目標は、単に個人の成績を上げるだけでなく、チームを牽引する存在としての自覚を持ったものです。

栗原選手は、メンタル面での安定が打撃成績の向上に繋がると考えています。小久保監督からも「気持ちのムラをなくせば、必ず打てる」とのアドバイスを受け、精神的な成長も目指しています。このアドバイスを受けた際、栗原選手は「ドキッとというかヒヤッとした」と語り、監督の期待に応えるためにも、内面的な強さを追求する決意を新たにしました。

また、栗原選手は、昨年のリーグ打撃3冠を同僚の近藤健介選手や山川穂高選手が獲得したことに対し、「(打撃の)上位にいるとかじゃなく、やっぱり1位になりたい」と意気込んでいます。この発言からも、彼の競争心と向上心の強さが伺えます。

若い力がチームを活性化

彼らのような若手選手の成長は、ホークスの未来にとって非常に重要です。特に、川村選手が競り合いの中でどのように自分のスタイルを確立し、栗原選手がメンタル面での課題を克服していくかは、今後のシーズンにおけるチームの戦略に大きな影響を与えるでしょう。

[山本 菜々子]

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