エンタメ
2024年12月06日 22時22分

モーニング娘。’24 石田亜佑美、感動の卒業コンサートで新たな冒険へ!

モーニング娘。’24 石田亜佑美、13年の軌跡を越えて新たな舞台へ

横浜アリーナが深いロイヤルブルーに染まった夜、モーニング娘。’24の石田亜佑美が13年間のアイドル活動に幕を下ろしました。彼女がグループに加入した2011年は、東日本大震災が日本を襲った年でもありました。地元宮城県も甚大な被害を受けた中、石田はその地から羽ばたき、多くのファンに愛される存在となりました。

卒業公演は彼女のメンバーカラーであるロイヤルブルーに彩られ、17会場での35公演に及んだ秋の全国ツアーの千秋楽として行われました。ファンにとっても、石田にとっても、まさに「最高の卒業コンサート」となり、彼女の青い炎は会場を熱くしました。

ダンスへの情熱と後輩たちへの影響

「ダンスは誰にも負けません」と豪語していた石田ですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。彼女は自身のダンスに迷いを抱くこともあったと告白しています。しかし、その圧巻のパフォーマンスでファンを魅了し続け、彼女の情熱は後輩たちにも受け継がれました。

後輩の北川莉央は、「石田さんは私にとって体育の先生でした」と語り、運動音痴だった自分にダンスの基礎を教えてくれた石田への感謝を述べました。石田の指導を受けた後輩たちは、彼女のように新しいメンバーを育てる役割を引き継いでいくことでしょう。

絆を超えた友情と感謝

10期メンバーとしての絆も石田の心を支えました。特に工藤遥、飯窪春菜、佐藤優樹とは深い友情で結ばれ、「10期が1番10期を好きなところが大好きです」と涙ながらに感謝を伝えました。彼女たちとの出会いが、石田にとってどれほど大切なものであったかが伝わってきます。

また、MCでは後輩たちからのユーモラスな暴露話で会場は笑いに包まれました。ショッピングの際に買い物カゴをガン見する習性や、パフォーマンス中にメンバーを笑わせようとする一面が披露され、石田の人間味あふれる姿が浮かび上がりました。

東北への思いと未来への挑戦

石田は、地元東北への思いを強く語りました。震災からの復興を目指す東北の力強さを見てきた石田は、その姿を発信し続けてきました。「悲しいことがあった事実は消えないけれど、今があることを知ってほしい」と涙目で語る姿に、彼女の深い愛情が感じられます。

卒業後も芸能活動を続ける石田は、「どんな挑戦との出会いが待っているのかとても楽しみです。いったん、なんでもやってみたい」と胸を躍らせています。彼女の新たな冒険がどのような形で展開されるのか、多くのファンが期待しています。

この夜、石田亜佑美は「モーニング娘。の石田亜佑美と出会ってくれて、好きになってくれて本当にありがとう」と感謝の言葉を残し、満員の横浜アリーナに「あゆみんコール」が鳴り響きました。ひな鳥だった彼女は、今や立派な青い鳥として、また新たな空へと羽ばたいていくのです。

[田中 誠]

タグ
#モーニング娘
#卒業公演
#石田亜佑美