あいみょん、『ドラえもん』映画主題歌担当！夢が叶う瞬間

あいみょん、ドラえもんシリーズの主題歌を担当！ 夢と冒険の新たな幕開け

日本の音楽シーンを席巻するシンガーソングライター、あいみょんが、ついにその夢をかなえた。彼女が大ファンを公言する『ドラえもん』シリーズ最新作、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』で主題歌を担当することになったのだ。このニュースは、まるでのび太がひみつ道具を手に入れたときのような驚きと喜びをもたらしている。

2025年3月7日に公開予定の本作は、ドラえもん映画シリーズの45周年記念作品。舞台は中世ヨーロッパを思わせる壮大な「絵の世界」。ドラえもんとのび太が描かれた世界に飛び込み、大冒険を繰り広げるという設定だ。絵の中で出会った仲間と共に、幻の宝石「アートリアブルー」を巡り強大な敵に立ち向かう完全オリジナルストーリー。これまでにないスケールの冒険が待っている。

「夢が叶う！」あいみょんの歓喜

あいみょんは、自他ともに認めるドラえもんの大ファン。今回の主題歌決定について、「『ついに来た！ 夢が叶う！』と嬉しい気持ちになりました」と語る。親交のあるドラえもんの声優、水田わさびさんに自らサプライズで知らせた際には、抱き合って涙を流したというエピソードも、彼女の感動を物語っている。

主題歌「スケッチ」は、のび太とのび太の日常を描くことを意識して制作された。この楽曲には、夜寝る前に眼鏡を外したのび太の顔に残る眼鏡の跡さえも「絵になる」という、彼の生活への愛情がたっぷり詰まっている。あいみょんは「のび太がまっすぐに揺れながらドラえもんとの日々を描いている姿を想像した」と語り、その想像力が曲作りをさらに豊かにしている。

新たな冒険の始まり――アートリア公国へ

予告編が公開され、ドラえもんたちが「はいりこみライト」を使用して絵の中の世界に飛び込むシーンが話題となっている。冒険の舞台となるのは、中世ヨーロッパのアートリア公国。ドラえもんたちは、新たな仲間クレアたちと出会い、不思議な青色を作り出す「アートリアブルー」の伝説を追うことに。ダイヤモンド以上の価値があるとされるこの宝石を巡って、物語は一層の深みを見せ、古の伝説が蘇る中での緊張感が高まる。

しかし、絵の中の世界はただの幻想ではない。美術商人パルが怪しげな動きを見せ、アートリア公国の運命は揺らいでいる。ドラえもんたちは、この危機をどう乗り越えるのか。予告編の映像は、観る者の心を掴んで離さない。

45周年のドラえもん、映画館での特典も充実

映画館で本作を鑑賞すると、入場者全員に小冊子「映画ドラえもん のび太の絵世界物語『いろいろ！まんがBOOK』」が配布される。また、12月13日からは劇場前売券を購入した先着10万名に、ベレー帽をかぶり絵筆を持ったドラえもんの「わくわく！お絵かきドラ」ラバーキーホルダーがプレゼントされる。このキーホルダーは、映画のテーマである「絵」を象徴するアイテムであり、ファンにとってはたまらない特典となるだろう。

作品のテーマ「みんなの色で、世界はあざやかになる。」というメッセージは、まさに多様な色が共存する現代社会へのメッセージでもある。ドラえもんの世界は常に未来を予見し、我々に夢と希望を与えてきた。今回の映画もまた、その伝統を受け継ぎ、観客に新たな視点を提供するに違いない。

あいみょんの「スケッチ」が、ドラえもんとのび太の冒険をどのように彩るのか。映画の公開がますます待ち遠しい。未来を描くこの物語に、あいみょんの楽曲がどのように響き渡るのか、ファンならずとも期待せずにはいられないだろう。

［田中 誠］