大谷翔平、ドジャースでの二刀流復活へ向け投球練習再開!期待高まるシーズン終盤の活躍
大谷翔平、再び投球練習開始:ドジャースの挑戦と期待
ショウヘイ・オオタニ、ドジャースの二刀流の象徴が再びその強力なアームを振るう日が近づいている。昨年9月の右肘手術を経て、今シーズンは打者に専念し、史上初の「50—50」を達成するなど、壮絶なパフォーマンスを見せた彼が、再び投手としても復活する計画が進行中だ。ドジャースのジェームズ・ゴームズGMが語るところによれば、大谷は数日前から投球を再開し、来季終盤にピークを迎えることが見込まれている。
大谷のリハビリは慎重に行われており、現在のところ60フィート(約18.3メートル)での投球を行っている段階だ。ゴームズGMは、「彼は一つ一つの段階をクリアしながら進めている」と説明し、投手としての復活に向けた慎重なアプローチを強調した。これに対し、ロバーツ監督は「投手・大谷」の開幕戦出場については「正直難しい」としたが、シーズン終盤に向けた準備が最優先されているという。
二刀流の未来:慎重さと期待
大谷の二刀流への復帰は、ドジャースにとっても未知の領域だ。チームとして二刀流を採用するのは初めての試みであり、選手の健康管理とパフォーマンスのバランスをどう取るかが鍵となる。大谷自身の身体がどのように応えていくのか、チーム全体で慎重に見守る必要がある。特に、メジャー1年目で右肩を痛めた山本由伸投手の例もあり、登板間隔を空ける必要性が指摘されている。
また、来年の開幕は東京で予定されており、長い移動と準備期間の短さが選手たちにとって大きな課題となる。ゴームズGMも「旅などの時間でシーズンに向けて準備をする日数を何日も失ってしまう」と述べ、準備の時間の確保がいかに重要かを強調している。
ヘルナンデスの残留を願うロバーツ監督
一方で、ドジャースのロバーツ監督は、テオスカー・ヘルナンデスの残留を強く願っている。昨シーズン、ヘルナンデスは33本塁打、99打点というキャリアハイを記録し、チームにとって欠かせない存在となった。彼のクラブハウスでのエネルギーと良い雰囲気は、チーム全体の士気を高める上で重要な要素である。
ヘルナンデスの去就はまだ不透明だが、ロバーツ監督の期待が彼の残留に影響する可能性もある。彼のような選手がチームにとどまることは、ドジャースの今後の活躍にとって大きなプラスとなるだろう。
沈黙のロバーツ監督:佐々木朗希との交渉をめぐる背景
ロバーツ監督は、すでに入団を発表している先発左腕スネルに関しても、最初は言葉を濁していたが、記者からの指摘で笑いを誘った。彼のようなマスコミ思いの監督でも、時には慎重な姿勢を見せざるを得ない状況があるのだ。
このように、ドジャースの今後の行方には、大谷翔平の二刀流復帰やテオスカー・ヘルナンデスの去就、さらには佐々木朗希の獲得競争など、数多くの興味深い要素が絡み合っている。ファンにとっては、まるでドラマのような展開が期待されるが、どのような結末を迎えるのかはまだ分からない。ドジャースは、この冬のウインターミーティングを通じて、現実のシナリオを形作るために、慎重な一歩を踏み出している。
[山本 菜々子]