秋山竜次、足袋にメモ！「光る君へ」で忍者スタイルの熱演

秋山竜次、足袋の隙間にメモを忍ばせる情熱と笑い

大河ドラマ「光る君へ」の撮影現場で、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次（46）が、まるで忍者のように足袋の隙間にメモを忍ばせているという意外なエピソードが話題を集めています。彼が演じる藤原実資役は、歴史に名を残す藤原道長の先輩格として、知識豊富で厳格なキャラクター。しかし、撮影の裏側では、秋山のユーモアと創造力が炸裂しているようです。

秋山は、撮影の合間にメモを取り、「携帯のメモとかハンパない」と語っています。そのメモは、所作の先生や天気を演出するスタッフの工夫など、ドラマの現場でしか得られない貴重な情報を記録するためのもの。彼はこれらを自身のネタに生かすことを模索しているのです。この情熱的な姿勢は、まさにアーティスト魂そのものでしょう。

「秋山の乱」――長い台詞との戦い

しかし、秋山の挑戦はメモだけに留まりません。大河ドラマの難解な台詞に挑む彼の姿勢は、まるで戦国時代の武将が大軍に立ち向かうかのようです。秋山は、台詞を覚えるためにマジックで書いた紙を駐車場で広げ、「秋山の乱」と呼ばれるほどの苦境を乗り越えています。彼のこの独特な記憶術は、一見すると漫才のネタのようですが、実際には真剣そのもの。彼の努力と工夫が、画面に映し出される彼の迫真の演技を支えているのです。

藤原道長役の柄本佑との協力もあり、難解な台詞を乗り越えてきた秋山。その過程では、監督や共演者との信頼関係が何よりも重要だったことがうかがえます。台詞の一部を分けて撮影することで、最終的には編集技術とプロの演技力によって違和感なく仕上がっているのです。

プライベートで見せる素顔のギャップ

劇中の厳格な藤原実資とは対照的に、秋山のプライベートショットは視聴者を驚かせました。共演者である「はんにゃ」の金田哲がSNSでシェアしたオフショットでは、普段は見せないラフな服装での秋山の姿が公開され、ネットでは「なんだこれは！」と話題騒然です。

このギャップは、彼の多様なキャラクター性を物語っています。ドラマの中で見せる厳格さや知識人としての姿は、一つの役にすぎません。秋山は、その一方で、日常生活では柔軟でユーモラスな一面を持ち合わせています。彼の私服姿に驚く声が上がるのも、彼がいかに演技に徹しているかを物語る証拠です。

秋山が持つこの多面的な魅力は、彼のエンターテイナーとしての幅広い才能を示しています。彼が演じるキャラクターは、単なる演技にとどまらず、彼自身のユーモアと観察力がもたらす新しい視点をもって、観客に笑いや驚きを提供しています。

このように、秋山竜次は大河ドラマでの演技を通じて、視聴者に歴史的な人物像を届けながらも、その裏側では現代のクリエイターとしての一面を光らせています。彼の情熱と創造力が、これからも新たな笑いと感動を生み出していくことでしょう。

［佐藤 健一］