スポーツ
2024年12月13日 07時30分

久保建英の躍動でソシエダがEL5連勝!アジア人選手の存在感が光る

久保建英の躍動、ソシエダがELで5連勝を達成

スペインのレアル・ソシエダが、ディナモ・キーウを3-0で破り、公式戦5連勝を果たした。日本代表の久保建英は、2試合連続でアシストを決め、その活躍がチームの勝利に大きく貢献した。試合は彼の巧みなプレーで展開され、ヨーロッパリーグ(EL)の舞台で一際輝きを放った。

ソシエダは、試合開始から攻めの姿勢を崩さず、17分にはミケル・オヤルサバルがPKから先制点を挙げた。続く24分には、久保が中央でボールを受けて持ち運び、絶妙なパスをペナルティエリア左に送った。これをFWシェラルド・ベッカーがシュートで仕上げ、追加点を奪った。このゴールは、アヤックス戦での1ゴール1アシストに続き、久保のELでのアシスト記録をさらに伸ばした。

久保はその後も攻撃の起点として活躍し、チームメイトと息の合ったプレーを見せた。相手ディフェンダーを巧みに交わすドリブルや、ゴールチャンスを演出するパスで、観客を魅了した。彼の動きは、まるで軽やかなダンスを見ているかのようで、スタジアムにいるファンを歓声で包んだ。

ソシエダの戦術と選手起用の妙

ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は、過密日程を考慮しつつも、選手たちを的確に起用。久保やオヤルサバルを含む主力選手を58分で交代させ、週末のラ・リーガに備えた。この戦略は、選手の疲労を軽減しつつ、チームのパフォーマンスを維持するための巧妙な策として評価された。

また、ディナモ・キーウ戦では、スタメンに3人の変更を加え、セルヒオ・ゴメスやスビメンディに代えてベッカーやブライス・メンデスを起用。これにより、フレッシュな力が注入され、試合の流れを支配することができた。ソシエダは、前半だけで3点を奪い、後半は主導権を握り続けた。

久保建英の成長とアジア人選手の存在感

久保建英の活躍は、彼が所属するソシエダだけでなく、アジア全体のサッカーファンにとっても誇りとなるものだ。ELでの通算6アシストは、フライブルクの堂安律と並んでアジア人選手として最多タイ記録であり、彼の成長を示す一つの指標となっている。

このような久保のプレーは、彼が日本代表としても如何に重要な存在であるかを証明している。彼のプレースタイルは、まるで精密な時計のように正確で、チームの時間を刻む重要な役割を果たしている。彼の成長ぶりを見守るファンにとって、彼がこれからもどのような活躍を見せるのか期待が高まるばかりだ。

ELでのソシエダの今後の展望

ソシエダは今回の勝利で勝ち点を10に伸ばし、ベスト16進出を目指す上で有利な位置につけた。序盤の不調を脱し、リーグでも6位に立つなど、上位を狙う体制が整いつつある。今後の試合では、さらに連勝を重ねることが期待される。

ソシエダはラ・リーガとELでの両立を図りつつ、戦術的な柔軟性を持って戦いを続けている。特に久保のような若手選手の成長が、チーム全体の士気を高め、次なるステージへの挑戦を後押ししている。彼らの攻撃的なスタイルは、時に観客を熱狂させる花火のようであり、今後もサッカーファンに目が離せない瞬間を提供し続けるだろう。

今季のソシエダがどこまで飛躍するのか。久保建英がその中でどのような役割を果たすのか。その答えは、これからの試合を通じて明らかになる。観る者をワクワクさせる彼らのプレーは、まだまだ続く。

[伊藤 彩花]

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