青春×格闘技!ドラマ『レッドブルー』が話題沸騰中!
ドラマ『レッドブルー』が描く青春と格闘技の融合
東京・アクアシティお台場で開催されたドラマ『レッドブルー』の先行上映イベントは、キャスト陣の熱い思いとユーモアが溢れる場となった。このドラマは、MMA(総合格闘技)を題材にした異色のスポーツ青春物語で、人気漫画を原作としている。主演を務める木村慧人(FANTASTICS)は、「演者一人ひとりが魂を込めて、命を懸けるくらい全力で挑んだ作品です」と自信を覗かせた。
この作品は、高校生の主人公・鈴木青葉(木村)がプロ格闘家を目指す過程を描き、その逆境や成長を通じて、青春の熱さと格闘技の厳しさを浮き彫りにする。キャスト陣はそれぞれの役柄に合わせた体作りに励み、まるで役を通して実際の格闘家のような姿を披露している。
体を張った役作りと友情の物語
イベントでは、キャストが体作りのエピソードを披露し、会場を沸かせた。例えば、木村は「女装男子の役から転身し、筋肉で6キロ増やしました」と語り、ジム通いの成果をアピール。興味深いのは、彼が体重増加のために食生活にまで気を使い、お団子をジム前に食べていたというユニークな食事方法だ。これに対し、共演者の大倉空人(原因は自分にある。)が「脚も鍛えてましたか?」と質問したが、木村は「いっさいやらなかった」と無邪気に答えた。
また、プロレスラーでもある武知海青(THE RAMPAGE)は、MMAの難しさを痛感しつつも、「体を使ったお仕事をいただけることは、自分にとってうれしいこと」と語り、柔道黒帯の経験を活かしながら新たなチャレンジに挑んだ。
笑いと涙のエピソードが詰まったイベント
イベントでは、キャストが「M」「M」「A」で考えたあいうえお作文を発表するなど、笑いが絶えない時間が続いた。須見和馬(DDTプロレスリング)は、撮影中にストーブの上にカイロを落としてしまい、現場を混乱させたエピソードを披露し、「この場をお借りして謝ります。すみません」とユーモアを交えて謝罪した。
また、腕相撲対決が行われ、キャストの肉体美と力の強さが試された。プロレスラーの須見に完敗した木村は、笑顔で悔しさをにじませ、観客の笑いを誘った。こうした和気あいあいとした雰囲気の中で、キャストの結束が感じられた。
未来への布石となる作品
ドラマ『レッドブルー』の魅力は、単なる青春物語にとどまらず、観る者に格闘技の奥深さとその魅力を伝える点にある。キャスト陣は、MMAの厳しいトレーニングを通して役にリアリティを持たせ、視聴者に新たな視点を提供する。
さらに、出演者の一人である佐野岳がボクシングのプロテストに合格したことをサプライズで発表し、会場を大いに盛り上げた。彼は、「ボクサーのライセンスを取ったら何かの役が来るかなという邪な気持ちがあった」と正直に語りつつも、今ではその経験を「物事の取り組み方を本質的に見直すいい機会」として捉えている。
このように、ドラマ『レッドブルー』は、キャストの個々の成長と挑戦を通して、単なるフィクションを超えた現実のリアリティを視聴者に届けることを目指している。彼らの努力と情熱は、スクリーンを超えて私たちの心に響くに違いない。今後の放送がますます楽しみになりそうだ。
[田中 誠]