スポーツ
2024年12月16日 07時10分

シュライカー大阪の逆転劇!清水寛治と加藤翼がFリーグを熱くする

シュライカー大阪が見せた逆転劇:清水寛治と加藤翼が導く新たな時代

Fリーグの舞台で、シュライカー大阪がバルドラール浦安との一戦で見せた逆転劇は、まるでドラマの最終回さながらのスリリングな展開だった。大阪は首位浦安の無敗記録を「10」で止め、その勝利には清水寛治と加藤翼の二人の存在が大きく影響していた。

11月30日の試合では、大阪の加藤翼が先制点を含む2ゴール1アシストの活躍を見せ、週間MVPに選ばれる結果となった。しかし、その陰で“影なるMVP”と称された清水寛治の貢献も見逃せない。彼は試合終盤で3-3に追いつく同点弾を決め、チームの勝利に大きく貢献した。この2人の活躍によって、シュライカー大阪は逆転勝利を収めたのだ。

新たな指揮官の下での挑戦

今シーズン、シュライカー大阪は新監督・高橋優介の指導の下、攻撃的なフットサルへのシフトを図っている。昨シーズンの守備重視のスタイルから、ボールを保持しつつ前線に積極的に攻め込むスタイルへと変化しつつある。監督の高橋は「ボールを大事にはしますけど、空いていればどんどん前へ」というフットボールの原理原則を選手たちに徹底させている。この新たな戦術が、加藤や清水といった選手たちの能力を最大限に引き出していると言える。

世代交代と新たなリーダーの台頭

大阪はシーズン開幕前にキャプテンの齋藤日向を含む主力選手を失い、新たな顔ぶれでシーズンをスタートさせた。加えて、得点源の加藤翼の負傷離脱という不運も重なり、当初は苦戦を強いられた。しかし、清水寛治が「俺がやらなあかん」という覚悟を固め、チームの中心となって奮起。監督の高橋からも「自分がどういう立場か、わかっている?」と諭され、新たなリーダーとしての自覚が芽生えた。

若手選手の加入や世代交代が進む中で、清水は自身の役割を再定義し、チームを一つにまとめ上げている。彼は「自分ができるプレーで、100%以上の力を出す」ことに専念し、ピッチ上での存在感を高めている。

フットサルの未来を背負う“なにわアタッカー”

一方で、加藤翼もまた、シュート決定率リーグ1位という驚異的な数字を誇り、チームの要としての地位を確立している。彼の技ありのゴールと高い決定力は、見る者を魅了し続けている。

Fリーグの熱戦が続く中、シュライカー大阪がどのような成長を遂げるのか。彼らの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

[山本 菜々子]

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