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2024年12月17日 06時10分

吉野北人主演『遺書、公開。』が描く序列社会の暗部、THE RAMPAGEの主題歌が話題に

吉野北人主演映画『遺書、公開。』が描く序列社会の暗部、THE RAMPAGEが奏でる衝撃の主題歌

映画『遺書、公開。』の登場によって、スクリーンの外でもざわめきが広がっています。この映画は、吉野北人(THE RAMPAGE)が主演を務め、THE RAMPAGEによる新曲「Drown Out The Noise」が主題歌に選ばれた、スリリングなエンターテインメントです。映画の公開は2025年1月31日に予定されており、既に公開されたスペシャル予告映像が観客の期待を膨らませています。

この作品は、陽東太郎の同名コミックを原作とし、群像劇に定評のある英勉監督がメガホンを取りました。シナリオは、奇抜な設定に魅了された脚本家・鈴木おさむによって書かれています。物語は、突如としてクラス全員が1位から25位までの順位付けを受ける「2-D序列」の電子メールが届き、その序列によって平穏な日常が崩れ去るところから始まります。

序列1位に選ばれた姫山椿(堀未央奈)が自ら命を絶つという衝撃的な事件を発端に、クラスメイトに宛てられた24通の遺書が公開され、物語は急展開を迎えます。遺書を公開する過程で、クラス全員の隠された本性が次々と明らかになり、物語は謎が謎を呼ぶスリリングな展開を見せます。

THE RAMPAGEの主題歌「Drown Out The Noise」が映画の緊迫感を増幅

映画を彩る主題歌「Drown Out The Noise」は、THE RAMPAGEの吉野北人がデモ段階から選び抜いたという思い入れの深い楽曲です。楽曲は不穏でエッジの効いたギターフレーズとパワフルなロックサウンドが特徴で、映画の独特な世界観を見事に表現しています。吉野は「僕がデモから選ばせていただいて、思い入れがたっぷり」とコメントし、共演者の松井奏(IMP.)も「本編の後にあの曲が流れたら震える!」と語っています。

この楽曲は、映画の緊迫感を増幅させ、観客をその世界に引き込む力を持っています。歌詞には「序列」というワードが散りばめられ、映画のテーマと見事にリンクしています。THE RAMPAGEの3人ボーカルによる攻撃的な歌唱は、観る者の心に強烈な印象を残します。

序列社会の暗部に切り込むストーリー

この映画は、序列社会の暗部に鋭く切り込んでいます。一見平和なクラスが、序列という一通のメールによってどのように変貌するかを描き出しています。姫山椿の自殺という悲劇を通して、序列が人間関係に及ぼす影響や、隠された本性が暴かれる様子が映し出されます。

映画は、単なるミステリーを超えた深いテーマを持ち、観客に深い問いを投げかけます。序列というシステムは、私たちの日常生活にも存在し、時には人間関係を狂わせる要因となります。この映画は、その序列がどのように人間の本性を曝け出すのかをスリリングに描き出しています。

若手俳優陣による熱演が光る

主演の吉野北人を始め、宮世琉弥、松井奏(IMP.)、志田彩良、髙石あかり、堀未央奈といった若手俳優陣が本作に活力を吹き込みます。彼らの熱演が、物語の緊迫感を一層高めています。序列によって揺さぶられる心情や、遺書を手にしたときの葛藤をリアルに演じ、観客を物語の中に引き込みます。

この映画は、若手俳優たちの演技力が試される舞台でもあります。複雑な人間ドラマを描く中で、彼らがどのように役を演じ切るのか、期待が高まります。彼らの成長を見守ることも、この映画の楽しみの一つと言えるでしょう。

[伊藤 彩花]

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