スポーツ
2024年12月17日 07時30分

「小岩井」の音楽とゴルフが生む新たな波!

「小岩井」が奏でる音楽の化学反応:スポーツと音楽が織りなす新たな絆

ウクレレとアコースティックギターの柔らかな音色が、SNSの波に乗って広がった。岩井姉妹と小祝さくらによるユニット“小岩井”が、ロックバンドMONGOL800の名曲「小さな恋のうた」を奏でた動画が話題を呼んでいる。「推しが渋滞しとる」というファンのコメントに象徴されるように、3人のパフォーマンスは多くの人々の心を打った。スポーツの舞台を離れ、音楽という新たなフィールドで見せた彼女たちの姿は、ゴルフファンだけでなく音楽好きにも新鮮な驚きをもたらしている。

音楽とスポーツ、二つの世界をつなぐ「小岩井」

この「小岩井」というユニットは、スポーツと音楽という一見異なるフィールドを見事に融合させた。ゴルフコースでの彼女たちは、しばしば緊張感と集中力を要求される状況に立たされるが、音楽の世界ではリラックスした表情を見せる。動画の中で、時折間違えながらも楽しそうに弾き語りをする姿は、彼女たちの仲の良さと自然体な魅力を伝えている。

ウクレレとギターの音色に乗せた彼女たちの歌声は、まるで風のように心地よく、見る者の心を和ませる。ファンから寄せられた「ステキな動画、癒やされます」というコメントにあるように、音楽が持つ癒しの力を改めて感じさせる瞬間だ。スポーツ選手としての顔と、音楽家としての顔、その両方を持つ彼女たちは、多くのファンの心をつかんで離さない。

小祝さくら、クラブセッティングにも垣間見えるプロフェッショナリズム

一方で、小祝さくらはゴルフの世界でもその実力を発揮し続けている。年間女王の最有力候補とされる彼女のクラブセッティングは、プロゴルファーとしての彼女の思考と戦略を如実に表している。ドライバーは『スリクソンZX7 Mk II』からシーズン後半には『ZXi LS』を使用しており、これは操作性を重視した選択だ。シャフトには『テンセイプロホワイト1K 50S』と、先が動かないシャフトを選び、方向性を重視している。このようなクラブ選びは、彼女のスイングの完成度と、戦略的なプレースタイルを表すものであり、彼女の実力の源であることが伺える。

アイアンには『スリクソン ZXi7』ヘッドに『N.S.PROモーダスプロト S』シャフトを採用。先端が硬いシャフトを用いることで、スイングの一貫性を保ち、方向性を向上させている。また、パターの選択にも彼女のプレースタイルが反映されている。オデッセイのマレット型パターを使用する小祝の選択は、フェースを真っすぐに保ちたいという彼女の意図が明確だ。

日本女子ゴルフ界の新たな波

女子ゴルフの世界ランキングにおいて、日本勢は16人が100位以内にランクインし、国・地域別で3番手に位置している。トップは古江彩佳の9位で、続く山下美夢有や笹生優花、竹田麗央、そして岩井明愛と続いている。これらの選手たちは、若い世代を中心にさらなる成長を遂げており、今後の活躍が期待されている。

岩井姉妹や小祝さくらのように、多才で新たな挑戦を続ける選手たちは、ゴルフ界に新しい風を吹き込んでいる。彼女たちのように、スポーツと音楽、あるいは他のフィールドを跨いで活躍する選手が増えることで、ゴルフというスポーツの魅力がさらに広がっていくことが期待される。スポーツ競技の枠を越えた活動が、選手自身の成長にどのように寄与するか、そしてファンにどのような影響を与えるのか。その答えを見つけるのは、これからの彼女たちの活躍次第だろう。

[山本 菜々子]

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