松山ケンイチら主演！「聖☆おにいさん」渋谷イベント予想外の中止

松山ケンイチら「聖☆おにいさん」主演陣、渋谷ティッシュ配りイベントで予想外の展開

映画「聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメン VS 悪魔軍団～」の公開を翌日に控えた19日、東京都渋谷でのティッシュ配りイベントが突如中止となるという予想外の展開が起きた。主演の松山ケンイチ、染谷将太、山田孝之が参加予定だったこのイベントは、ファンの熱烈な支持を受け、大勢の人が集まりすぎたため中止せざるを得なかったようだ。これではまるで、天界の住人たちが人間界に降り立った瞬間、予想外の大騒ぎになってしまったかのようだ。

このニュースの背景には、映画「聖☆おにいさん」の独特な世界観と、ファンの期待感がある。本作は、中村光氏の人気漫画を原作とし、イエスとブッダが東京で普通の生活を送るというユニークな設定が特徴だ。彼らが新しい世界に適応しようと試みる日常が描かれており、宗教という重厚なテーマを持ちながらも、軽妙なユーモアで多くのファンを魅了している。

映画の成功を予感させる「神頼み大ヒット祈願イベント」

ティッシュ配りイベントの中止を受け、映画のキャストとスタッフは、東京・上野東照宮で開催された「神々による神頼み大ヒット祈願イベント」に出席し、映画の成功を祈願した。ここでの松山ケンイチのコメントは、映画のテーマである「笑い」に通じるものがある。松山は、「笑って笑って、結局、見終わった後に何も残らないという感想を僕も本当に思いました」と語り、映画の軽妙な魅力を伝えた。

このイベント中、染谷将太は人生初のおみくじに挑戦し、「小吉」を引き当てた。結果には「願いごとは思いのまま、他人の世話を良くせよ」といったポジティブなメッセージがあり、染谷はこれを映画の成功への良い兆しと受け取ったようだ。松山も「中吉」を引き、「願いごとは早くかないて喜びあり」との結果に、映画のヒットを確信した様子を見せた。

キャストの個性が光る公開初日の過ごし方

映画公開初日の予定について尋ねられた松山は、忙しい俳優業の中で「朝一からドラマの撮影」と答え、続く福田監督のジョークに笑顔を見せた。これに対し、染谷は家族と映画を観に行く予定を立てており、「子どもたちも笑ってくれると嬉しい」とファミリー向け作品であることを強調した。

一方、山田孝之はユーモラスに「ムロツヨシさんとご飯を食べる予定」と語り、映画鑑賞を食事の前の一興として提案した。まるで、映画が食事の合間に楽しむデザートのように、軽やかで心温まる作品であることを示唆しているようだ。

「聖☆おにいさん」映画が示す未来の可能性

映画「聖☆おにいさん」は、多くのファンが待ち望んだ作品であり、その成功は日本のエンターテインメント業界にとって重要な指標となるだろう。特に、映画が宗教をテーマにしながらも、笑いを通じて人々にメッセージを伝えるという手法は、今後の作品制作にも影響を与える可能性がある。

この映画が、単なる一時的な娯楽ではなく、深いテーマを持ちながらも、多くの人々に笑顔を届ける作品となることを期待したい。イエスとブッダが現代の東京で繰り広げる日常は、多くの観客にとって、日常の喧騒から少し離れた安らぎと笑いを提供するものとなるだろう。

［山本 菜々子］