リーチ マイケル、挑戦を続けるラグビー界の象徴!新シーズンへ意欲満々
リーチ マイケル、挑戦を続けるラグビー界の象徴
リーチ選手のラグビー人生は、まさに挑戦の連続です。高校、大学と日本一には縁がなかった彼が、昨シーズンついにBL東京を初優勝に導いたことは、彼のキャリアの中でも輝かしい成果です。しかし、彼の挑戦はここで終わるものではありません。彼は「どんなメンバー、どんな天候でも勝ちにこだわる」と語り、今シーズンも新たなチャレンジを楽しみにしています。
年齢を超えた努力の積み重ね
36歳という年齢は、アスリートにとってはキャリアの終盤を示すことが多いですが、リーチ選手にとってはそれが逆にモチベーションとなっています。「練習量を増やさないといけないタイプ」と自認する彼は、若い頃の倍以上の練習をこなせる体を目指して日々努力を続けています。自主練習での「タックルフィットネス」もその一環で、自ら設定した厳しいメニューをこなすことで、自身の成長を実感しています。まるで一つ一つの汗の滴が、彼の進化の証であるかのようです。
彼のストイックな姿勢は、若手選手たちにも大きな影響を与えています。「ピッカピカの状態で終わりたい」という彼の夢は、ただの個人的な願望に留まらず、後輩たちへのメッセージでもあります。引退する際、多くの選手が体の不調を理由にする中で、リーチ選手は強い状態でラグビー人生を終えることを目指しています。この姿勢は、まさに彼のリーダーシップを象徴するものです。
新しいシーズンに向けた期待と挑戦
リーグワンの今シーズンは、外国人選手の補強や移籍が活発化したことで、チーム間の実力差が縮まり、より接戦が予想されています。元日本代表の田中史朗氏も「かなり接戦になる」と予想し、昨季下位チームの上位進出にも期待を寄せています。このような状況の中で、リーチ選手が率いるBL東京がどのように立ち向かうのか、ファンの関心は高まるばかりです。
リーチ選手は「連覇」という言葉をあえて封印し、挑戦者としての姿勢を貫きます。昨シーズン、東京ベイが連覇を狙うも6位に終わったことを踏まえ、「どこかでほっとしてしまったのか」と振り返り、自分たちは同じ轍を踏まないようにと気を引き締めています。彼が考える「追いかけたほうが力が出る」という姿勢は、まるで新しい冒険を求める旅人のようです。
[伊藤 彩花]