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2024年12月20日 22時32分

M-1グランプリ2024:松本人志不在で迎える新時代

M-1グランプリ2024:松本人志不在の意義と次世代への期待

松本人志は2004年と2015年の2回、M-1の審査員を辞退しています。2004年は島田紳助の不祥事により、松本も「紳助さんがいるからあのポジションにいた」という理由で辞退しました。2015年は、相方の浜田雅功が他局の番組に出演することが決まっていたため、「浜田の裏でやるわけにはいかんやろ」とのことで辞退しています。これらの年の視聴率データから、明らかな影響は見受けられなかったものの、松本の存在感が視聴者に与える影響は数字以上のものでした。

松本人志の審査員としてのカリスマ性はやはり特別です。第1回大会で無名だった麒麟に最高点を与え、「僕は今までで一番良かった」と絶賛したエピソードや、チュートリアルに最低点をつけた後、5年後には「ほぼ完璧」と評価を改めるなど、彼の評価はしばしばドラマを生んできました。松本のコメントは、単なる評価以上に芸人たちへの励ましや、ファンにとっての基準となってきたのです。

今回の大会では、審査員が大きく若返りました。最年長の博多大吉でさえ53歳で、全員が松本よりも若い構成です。これは世代交代の一環として、将来的にM-1がどのように変化していくのかを示唆しているのかもしれません。若い世代の芸人やファンは、ダウンタウンの漫才をリアルタイムで見たことがない人も増えてきています。時代が変われば、評価の基準や審査の視点も変わっていくでしょう。

中居正広のトラブルと芸能界の複雑さ

一方で、芸能界では中居正広の重大トラブルが波紋を広げています。女性との間で発生したトラブルは、9000万円の解決金という大きな代償を伴いました。中居はこれまで多くの後輩を支えてきた人物であり、彼の周囲には多くの信頼が集まっていました。しかし、今回のトラブルは、そんな彼のキャリアに影を落としてしまったようです。

立川志らくのM-1順位予測と審査員への見解

また、落語家の立川志らくは、M-1グランプリの順位予想を発表しました。彼の予想では、トム・ブラウンが優勝するとのこと。志らくは、M-1の審査員が若年化していることについて、「審査員は漫才師ではない他ジャンルの方にすべきだ」という持論を展開しました。彼の視点は、漫才というジャンルをより広く、多角的に見ることの重要性を示しています。

[佐藤 健一]

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