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2024年12月21日 06時12分

「おじゃMAP!!」7年ぶりに復活!香取慎吾&ザキヤマが再集結

「おじゃMAP!!」7年ぶりの復活が示すもの

2025年の幕開けとともに、かつての人気バラエティ番組「おじゃMAP!!」が一夜限りの復活を果たすことが発表された。MCを務めるのは香取慎吾とアンタッチャブルの山崎弘也、通称ザキヤマ。このコンビの再登場に、かつてのファンは歓喜し、番組の復帰を待ち望んでいたという声がネット上であふれている。さらに、特番には俳優の山本耕史やモデルの冨永愛、そしてお笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」の信子がゲストとして参加する。浅草を舞台に、名物企画「おジャーMAP!!」を展開するという。

「おじゃMAP!!」は、2012年から2018年まで約6年間放送され、多くの視聴者から愛されてきた。番組の魅力は何といっても、香取と山崎が繰り広げる「ゆるさ」にある。彼らの軽妙なやり取りや、時には自由すぎる振る舞いは、視聴者に笑いと癒しを届けていた。現代のテレビ業界は、視聴率や広告収入のプレッシャーからか、エッジの効いた内容や過激な演出が求められることが多い。しかし、「おじゃMAP!!」はその流れに逆らい、あえて「ゆるさ」を全面に押し出したスタイルで視聴者の心を掴んでいた。

香取慎吾と山崎弘也の変わらぬコンビネーション

香取慎吾と山崎弘也のコンビネーションは、まるで長年連れ添った夫婦のように息がぴったりだ。彼らは7年ぶりの再会にもかかわらず、まるで昨日まで一緒に番組をやっていたかのような自然なやり取りを見せている。香取は「おじゃMAP!!」の復活に対し、「ゆるーいものを見ていて楽しいと思えることって、なかなかない」とコメントしている。彼の言葉は、現代社会の厳しさに疲れた人々に向けたメッセージにも聞こえる。

一方で、山崎は「食いしん坊の香取慎吾、健在でした(笑)」と香取の変わらぬ食欲を称賛。まるで大食い大会にでも参加しているかのような香取の姿は、視聴者の笑いを誘うこと間違いなしだ。

「おジャーMAP!!」で浅草を食べ歩き

今回の復活特番では、「おジャーMAP!!」という番組の看板企画が復活する。巨大なジャーに10合のご飯を詰め込み、ゲストたちとともに浅草の名物をおかずに食べ尽くすという内容だ。浅草は、インバウンドの影響で飲食店が急増し、日本一おいしいものが集まる街とも言われる。そんな浅草で、香取たちはギョーザ、しゃぶしゃぶ、天ぷらといった絶品グルメに迷いながらも、最高のおかずを求めて街を駆け巡る。

浅草の街並みを背景に、香取の自由すぎる行動や、山崎の的確なツッコミが繰り広げられる様子は、視聴者にとっても懐かしい光景であろう。彼らが見せるコミカルなやり取りは、まるで舞台上での即興劇を見ているかのようだ。

ゲストたちの個性が光る

今回の特番には、香取の長年の友人である山本耕史や、モデルでありながら親しみやすい冨永愛、そして初対面の信子が参加する。山本は香取との親しい関係が垣間見える一方で、冨永はモデル業界のイメージを超えたチャーミングさを発揮する。信子との初対面は、香取の妙なハイテンションぶりが目立ち、山崎をあきれさせる場面も。これらのゲストたちが見せる多彩なリアクションは、番組のもう一つの見どころと言える。

「おじゃMAP!!」が示す新たな可能性

この7年ぶりの復活は、ただの懐古にとどまらない。香取と山崎は、視聴者からの「もう一回見たい」という声をフジテレビに届けてほしいと呼びかけている。この要望が実現することで、「おじゃMAP!!」は再レギュラー化の可能性を秘めているのだ。彼らが作り出す「ゆるさ」が、今の時代にどのように受け入れられるのか。あるいは、新たなファン層を開拓し、かつての人気を再燃させることができるのか。そうした期待感が、番組の復活に対する関心をさらに高めている。

テレビ業界は常に変化を続けているが、時折、過去の人気番組が復活することで、新たな価値を見出すことがある。「おじゃMAP!!」の復活は、その一例となるだろう。視聴者に何も考えずに楽しんでもらえる空間を提供することができれば、それはこの時代においても貴重な存在となるかもしれない。

[中村 翔平]

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