佐々木朗希、MLB移籍先にパドレス浮上?ホワイトソックスも名乗り
佐々木朗希の行方を巡るMLBの熱戦、見え隠れする戦略と背景
ドジャースからパドレスへ? 逆転の可能性
米国のメディア「Los Angeles Dodgers ONSI」は、ESPNの記者デビッド・ショーンフィールドの見解を引用し、佐々木がドジャースではなく、ライバル球団に移籍する可能性を示唆した。これまでドジャースが最有力とされていたが、最近の報道ではナ・リーグの他のチームが優位に立っているという見方が広がっている。そのチームとは、サンディエゴ・パドレスだ。
パドレスは佐々木が子供の頃から憧れていたダルビッシュ有が所属しており、彼と共にプレーできることが大きな魅力となっている。また、パドレスは投手育成においても一定の成功を収めており、佐々木にとって成長の場としても申し分ない環境だ。ショーンフィールド記者は、「パドレスに入団すれば、佐々木は数シーズンでダルビッシュの指導を受け、サンディエゴの逸材として頭角を現すだろう」と予測している。
新たなダークホース、ホワイトソックスの動き
一方、アメリカン・リーグで最下位に沈んだホワイトソックスも佐々木に興味を示している。ジェームズ・ホックス氏がホワイトソックスの専門ポッドキャストで明かしたところによれば、すでに面談が行われている可能性があるという。チームは史上ワーストの121敗を喫し、再建が急務となっているが、佐々木の加入がそのカギとなるかもしれない。
ホワイトソックスには元ロッテ監督の井口資仁氏が所属していたこともあり、日本とのコネクションが強い。この点が、佐々木獲得において一つのアドバンテージとなっている。チームの再建に向けて、彼のような若い才能を獲得することは、未来に向けた大きな一歩となるだろう。
ドジャースとメッツ、巨額契約の行方
一方、ドジャースは依然としてMLB球団ランキングで1位を維持している。彼らが佐々木を獲得すれば、「2025年のローテーションがヨシノブ・ヤマモト、ロウキ・ササキ、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショウ、そしてショウヘイ・オオタニになるだろう」とまで言われている。これは、野球ファンにとって夢のようなラインナップであり、ドジャースが佐々木獲得に全力を注ぐのも納得だ。
[田中 誠]