杉野遥亮2025年カレンダー、アナログ写真で魅力を再発見
杉野遥亮の2025年カレンダー、異色のコラボで新たな一面を垣間見る
フィルムカメラで捉える“俳優”の素顔
今回のカレンダーは、フィルムカメラの独特の風合いを活かした作品です。デジタル写真が主流の現代において、フィルムというアナログな手法を選んだことには、撮影者の強い意図が感じられます。奥山監督は「フラットな杉野さんを撮影したい」という思いから、特別な演出を控え、自然体の彼を捉えました。撮影は春の駒沢公園や、秋の横浜元町など多様なロケーションで行われ、場所ごとに異なる表情を見せる杉野の姿が印象的です。
杉野は撮影中、意識的にポーズを取ることなく、むしろ考え事をしたり、山に登ったエピソードを語ったりと、自由なスタンスで臨んだそうです。これはまさに、俳優でもモデルでもない、一人の“人物”としての杉野遥亮を映し出す試みです。彼の素顔が映された写真は、ファンにとって新鮮な驚きを与えることでしょう。
親交が生む自然体の魅力
奥山監督と杉野は同年代ということもあり、撮影現場ではテレビ番組やアニメの話で盛り上がる場面もあったと言います。こうしたラフで親しい関係性が、カレンダーの写真にも自然体の魅力をもたらしています。年齢を重ねるごとに振り返ることが多くなるのは誰しも同じですが、二人の間にはそんな共感もあったのでしょう。
このような撮影手法や現場の雰囲気は、杉野の言葉に表れています。「今まで応援してくださった方も、初めて知ってくださる方も手に取っていただき、お楽しみとして、持っていていただけたら嬉しいです」と彼は語り、今までにない形で自分自身を見せることに対する期待と自信が伺えます。
特典やイベントでファンとの交流も
カレンダーの購入者には、特典としてスペシャルアザーカットを使用した生写真がプレゼントされるほか、抽選で直筆サイン入り生写真が当たるキャンペーンも実施されます。また、代官山 蔦屋書店では、トークイベントも予定されており、ファンと直接交流する貴重な機会が提供されます。こうした企画は、ファンにとって特別な思い出となることでしょう。
このカレンダーは、杉野遥亮の新たな一面を映し出すと同時に、奥山大史監督とのコラボレーションがもたらしたアートとしても楽しめる一冊です。俳優としての彼がどのように表現の幅を広げていくのか、今後の活躍がますます楽しみです。読者の皆さんも、ぜひこのカレンダーを手に取って、彼の素顔に触れてみてはいかがでしょうか。
[中村 翔平]