BMW M5ツーリング、日本初上陸で新時代のドライビング体験を提供
新時代の駆けぬける歓び:BMW M5ツーリング、日本上陸
2023年12月25日、BMWが日本市場に新たな扉を開きました。プレミアムミドルセグメントにおけるステーションワゴン、「BMW M5ツーリング」がついに日本に上陸し、販売が開始されました。過去には第3世代や第5世代で存在したM5ツーリングですが、正規輸入販売として日本に登場するのは今回が初めてです。価格は1998万円と、まさにプレミアムカーの名にふさわしい設定です。
このM5ツーリングは、BMW M社が手掛けたハイパフォーマンスモデルであり、最新のプラグインハイブリッドシステムを搭載しています。585psを発揮する4.4L V型8気筒ツインターボエンジンに、197psを発揮する電気モーターを組み合わせ、システムトータルでなんと727ps、1000Nmを誇ります。これにより、0-100km/h加速はわずか3.6秒という驚異的なパフォーマンスを実現しています。まさに、スポーツカーとラグジュアリーカーの境界を越える一台です。
ハイパフォーマンスと実用性の融合
今回のM5ツーリングは、スポーツカーの性能をそのままステーションワゴンに詰め込んだようなモデルです。荷室容量は500Lを確保し、後席を倒せば最大で1700Lまで拡張可能。これにより、日常の買い物から旅行、スポーツやレジャーまで、あらゆるシーンで活躍することができます。こうした実用性に加え、M専用の高度なシャシーテクノロジーやドライビングサポートシステムも搭載されており、安全性や快適性にも妥協がありません。
運転席には12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成されたBMWカーブドディスプレイが搭載されています。最新のデジタル技術を駆使し、ドライバーはまるで未来の車に乗っているかのような体験を得られるでしょう。さらに、MカラーのアンビエントライティングやMマルチファンクションシートにより、室内もMモデルであることを強く主張しています。
BMWの未来を感じるデザインと技術
外観においても、BMWはそのアイデンティティを強く打ち出しています。M専用のエアロバンパーやガーニッシュ、BMWアイコニックグローを備えたブラックキドニーグリルなど、細部にわたって計算されたデザインは、夜間でもひときわ目を引きます。フロントとリアのフェンダーはそれぞれ75mm、48mmワイドになり、スポーティさと存在感を強調しています。
また、BMWジャパンは2025年の東京オートサロンで、チューニングパーツを装備したM5も初公開予定です。純正の「BMW Mパフォーマンス・パーツ」を取り入れることで、一層のパフォーマンスアップを図ることができます。レーシングドライバーとのトークショーやサイン会も予定されており、BMWファンにとっては見逃せないイベントとなるでしょう。
プラグインハイブリッドの可能性を探る
このような高性能プラグインハイブリッドモデルの登場は、今後の自動車業界の未来を示唆しています。環境負荷を減らしつつも、パフォーマンスを損なわない新しいドライビング体験が求められている中で、M5ツーリングはその答えを一つ示しているのかもしれません。
BMWの新型M5ツーリングは、まさに現代の社会が求める多様なニーズに応える一台です。スポーツ性能を保ちながら、日常の利便性を兼ね備え、さらに環境への配慮も忘れない。この新たなモデルが、どのように日本の道路を駆け抜けていくのか、非常に楽しみです。
[佐藤 健一]