スポーツ
2024年12月26日 22時10分

精華女子、九州勢の躍進を象徴!ウインターカップで歴史的快挙

精華女子の快挙、九州勢の歴史的な躍進

福岡の精華女子高校バスケットボールチームが、ウインターカップでかつて24度の優勝を誇る桜花学園を1点差で破り、初のベスト4進出を果たしました。この勝利は単なる試合の結果以上に、九州勢としての躍進を象徴するものであり、30年ぶりに2校が4強入りを果たしたことが特筆されます。

試合は一進一退の攻防が繰り広げられ、精華女子のエースである清藤優衣主将と189センチの留学生アキンデーレの活躍が光りました。特にアキンデーレは昨年の大けがからの復活を果たし、31得点18リバウンドの大活躍を見せました。このような劇的な試合展開は、まるで映画のハイライトシーンのようで、観客の心を掴んで離しませんでした。

一体感が生んだ勝利

精華女子の勝利の背景には、チーム全体の一体感がありました。清藤主将は「精華の強さはベンチも応援席も一体となって同じ気持ちで戦えるところ」と語り、試合終了のブザーが鳴ると選手たちは一体となって喜びを分かち合いました。この一体感は、アキンデーレがけがのリハビリ中にチームメイトから受けた励ましとも繋がっており、まさに「互いを思い合う強い心」が今回の勝利のカギとなったのです。

九州勢の女子が準決勝に2校以上進むのは、1994年度大会以来30年ぶりのことであり、これは九州のバスケットボール界にとっても大きな出来事です。精華女子だけでなく、熊本の慶誠高校も岐阜女子に競り勝ち、4強入りを果たしました。九州勢の決勝進出は、2010年度大会以来14年ぶりであり、優勝となれば2006年度以来の快挙となります。

新たな歴史を刻むために

精華女子はこの勢いのまま、次の準決勝に臨みます。対戦相手は大会3連覇を狙う京都精華学園。清藤主将は「本当に楽しみで仕方ない。勝てばまた、さらに新しい歴史をつくることができる」と自信をみなぎらせています。過去の名門校を破った勢いは、彼女たちの自信を大いに後押ししています。

一方で、男子の部でも福岡大大濠や福岡第一が8強入りを果たし、九州勢の活躍が目立っています。バスケットボールの全国高校選手権ウインターカップは、九州勢の新たな歴史を刻む舞台となっており、これからの試合にも大いに期待が寄せられています。

[山本 菜々子]

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