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2024年12月26日 23時21分

矢部浩之、復帰ならず再び涙「ぐるナイゴチ」に熱視線

矢部浩之、「ぐるナイゴチ」復帰ならず – 2年連続の涙

日本のバラエティ番組の象徴的存在である「ぐるぐるナインティナイン」(通称「ぐるナイ」)の人気コーナー「ゴチになります!」において、ナインティナインの矢部浩之が再び復帰を果たせず、ファンの間で大きな話題となっている。12月26日の放送では、特別なルールが設けられ、矢部は復帰をかけた重要な戦いに挑んだが、結果は無情にも2年連続の不在を決定付けるものだった。

矢部浩之の挑戦とその背景

矢部浩之は、2023年の「ゴチバトル24」でクビとなり、その後1年間は「ヤベチャンマン」として食材ロケを担当する日々を過ごしていた。彼の復帰は、視聴者にとっても待望の瞬間であり、今回の「ゴチ25」最終戦はその期待を一身に背負っていた。しかし、設定された条件は厳しいものだった。別室での「1人ゴチ」において、ゲストの木村佳乃や松坂桃李に勝利しなければ復帰は叶わないというプレッシャーがのしかかる。

木村佳乃は誤差400円で2位、松坂桃李は誤差2600円で4位という結果を残し、矢部にとってはさらに厳しい状況に。結果、矢部の誤差は8100円となり、復帰は実現しなかった。これに対し、矢部は「2年連続は厳しいなぁ」と肩を落とし、その表情は視聴者の心に残った。

「ゴチバトル」の魅力と難しさ

「ゴチになります!」は、単なる食事を楽しむだけでなく、その裏にある戦略と運が絡み合うスリリングなバトルが魅力だ。参加者たちは、高額な料理の金額を予想し、誤差を競い合う。設定金額が高ければ高いほど、その誤差は大きくなりがちで、参加者たちの緊張感もピークに達する。

今回の戦いでは、1位をとれば年間の自腹総額が0円にリセットされるという特別ルールが設けられていた。これにより、年間の成績が振るわなかった者にとっても逆転のチャンスが与えられるが、それは同時にリスクの高い賭けでもある。矢部が抱えたプレッシャーは計り知れない。

ナインティナインの存在意義と未来

ナインティナインは、1990年代から日本のテレビ業界を支えてきたお笑いコンビであり、その存在は「ぐるナイ」にとっても欠かせないものである。矢部が番組にかける思いは深く、「ぐるナイ、30年やってきてんねん!」という彼の言葉には、長い歴史と共に歩んできた彼の誇りと情熱が詰まっている。

彼が復帰を果たせなかったことは、ファンにとっても寂しい出来事だが、それは同時に、ナインティナインがこれからも新たな挑戦を続けることを示唆している。矢部の「俺もナインティナインやねん」という発言は、彼自身が相方・岡村隆史と共に歩んできた日々を振り返り、改めてその絆を確認する瞬間でもあった。

「ぐるナイ」はただのお笑い番組ではなく、視聴者との長い歴史と共に進化を続ける存在である。矢部の復帰が叶わなかったとしても、彼の情熱と番組への愛は、これからも多くのファンを魅了し続けるだろう。視聴者は、次なる展開を期待しつつ、矢部の再挑戦を心待ちにしている。

[高橋 悠真]

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