トッテナムの孫興慜、契約満了後の去就に注目!
トッテナム・ホットスパーのスター選手であり、キャプテンとしてチームを牽引してきた孫興慜(ソン・フンミン)の去就が、サッカーファンや業界関係者の間で大きな話題を呼んでいる。31歳の孫は、トッテナムとの契約が来年6月に満了を迎え、いわゆる「ボスマンルール」が適用される可能性がある。これは、契約残り6カ月を切った選手が自由に他クラブと交渉できる制度で、孫の将来がどのように展開するのか、目が離せない状況だ。
トッテナムとの契約延長の可能性は?
孫興慜は、トッテナムでの活躍を続ける意欲を公言しているが、クラブからの正式な契約延長の発表は未だにない。多くのファンは、彼の残留を望んでいるものの、年齢や最近のパフォーマンスが契約延長の障壁になるかもしれないという懸念もある。孫は今季、負傷や不振が重なり、プレミアリーグでの得点は5得点に留まっている。さらに、年俸がクラブにとって負担となっている可能性も指摘されている。
フットボールロンドンは、「今季の孫興慜は以前ほどのゴールへの脅威を見せていない」と指摘しており、クラブの決断がどうなるかは不透明だ。しかし、彼のスピードと鋭いシュート力は依然として健在であり、サッカー界では彼を欲しがるクラブが多いことも事実だ。
孫はマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、レアル・マドリードなど、ヨーロッパの強豪クラブからの関心を集めている。もしトッテナムとの契約が延長されなければ、彼の移籍先としてこれらのクラブが現実味を帯びる可能性がある。とはいえ、彼の去就には別の側面もある。それは、先日チームメートのロドリゴ・ベンタンクールによる人種差別発言問題だ。
ベンタンクールは孫に対して不適切な発言をし、7試合の出場停止と罰金を科された。この問題は、トッテナムのチーム内に微妙な影を落とす一方で、孫への支持がさらに高まる結果にもなっている。彼はこの逆境を乗り越え、ピッチ上でのプレーに集中し続けている。
カップ戦での活躍と未来への期待
[伊藤 彩花]