スポーツ
2024年12月30日 18時20分

全国高校ラグビー大会、東海大大阪仰星が逆転勝利で波乱の幕開け!

全国高校ラグビー大会、波乱の幕開け

冬の風物詩とも言える全国高校ラグビー大会が、今年も花園ラグビー場で熱い戦いを繰り広げています。第3日は2回戦が行われ、Bシード勢を中心に波乱が巻き起こりました。昨年のセミファイナリストである佐賀工業が敗退するなど、予想を覆す展開が続出。特に東海大大阪仰星と佐賀工業の試合は、両者の意地と誇りが激しくぶつかり合う名勝負となりました。

東海大大阪仰星の逆転劇

東海大大阪仰星は、佐賀工業相手に苦しみながらも逆転勝利を収めました。試合は前半から一進一退の攻防が続き、均衡を破ったのは佐賀工業のペナルティーゴール。後半開始直後にはさらにトライを決められ、10点差をつけられました。しかし、ここからが仰星の底力の見せどころでした。

後半14分、途中出場のフッカー浜田素良がトライを決め、ついに反撃開始。同20分にはFB隅田陸斗が逆転のトライを挙げ、試合をひっくり返しました。「しぶれるゲームをきちっと勝った選手たちは素晴らしい」と湯浅監督が語るように、仰星の選手たちは最後まで諦めず、勝利への執念を見せました。主将の青野寛大は「誰が出ても仰星の考え方を持って、意思疎通をはかれる」と、チームとしての結束力を強調しています。

一方で、九州勢は明暗が分かれました。東福岡は光泉カトリックを圧倒的なスコアで下し、順調に3回戦進出。一方、大分東明は高鍋との試合で26―26の同点に終わるも、抽選で勝利を手にしました。ラグビーというスポーツの魅力は、最後まで何が起こるかわからないドラマ性にあります。大分東明の勝利の瞬間、心臓が跳ねるような感覚を覚えたファンも多いでしょう。

波乱を呼んだBシード勢の戦い

今回の大会では、Bシード勢が大いに波乱を呼びました。中部大春日丘と目黒学院が初戦で敗退するなど、思わぬ結果が続出。これにより、大会の予想は一層難しくなり、ファンや関係者にとっては嬉しい悲鳴が上がっています。

このような波乱があるからこそ、高校ラグビーは毎年多くの人々を魅了し続けているのでしょう。花園での熱い戦いは、選手たちの努力と情熱が込められた一瞬一瞬のプレーに、観客の心を動かし続けます。次の試合ではどんなドラマが待ち受けているのか、ラグビーファンならずとも目が離せません。

[鈴木 美咲]

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