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2024年12月31日 06時11分

「おもしろ荘」年越しスペシャルで新星たちが爆笑の競演

「おもしろ荘」年越しスペシャル:新星たちの笑いが舞台を彩る

12月31日、大みそか恒例の『ぐるナイ年越しおもしろ荘! 今年も誰か売れて頂戴スペシャル』(日本テレビ系)が、ナインティナインのMCで放送されました。この番組は、14年の歴史を持ち、新人芸人たちの登竜門とされており、今年も1196組の応募から厳選された13組がステージに立ちました。

まぐろ兄弟の爆笑スタート

トップバッターを務めたのは、人力舎所属のまぐろ兄弟。ツッコミ担当の佛円と、ネガティブながらも余裕しゃくしゃくに見えるアライちゃんのコンビが、スタジオに爆笑を巻き起こしました。ナインティナインの矢部が「手応えあった顔してるね」と声をかけると、アライちゃんは「正直ウケたねえ!」と興奮気味に述べ、彼らの自信とユーモアが会場を包み込みました。

この日のまぐろ兄弟のパフォーマンスは、彼らの持ち味である絶妙な掛け合いと、観客を引き込むネガティブなユーモアが光るものでした。彼らのスタイルは、日常の中で誰もが抱える不安や疑念を笑いに変える力を持ち、視聴者に共感を呼び起こしました。

多様性に富んだ芸人たちの競演

今回の番組では、まぐろ兄弟をはじめ、スパイシーガーリックや十九人、スクラップスなど、個性豊かな芸人たちがネタを披露しました。特にスパイシーガーリックのテンポの良いコントは、人力舎の若手らしいフレッシュさとエネルギッシュなパフォーマンスが観客の心をつかみました。上白石萌歌が「あれこそが阿吽の呼吸。ネタが始まってすごく生き生きしていてよかったです」と称賛したように、彼らのコントは息の合ったコンビネーションが光りました。

一方、十九人のパフォーマンスは「初めてロックを聴いたときの感覚」とフットボールアワー後藤が評するほど、衝撃的で新鮮なものでした。彼らのネタは、観客の半分が爆笑し、半分が驚きの表情を見せるという、まさに革命的な瞬間を生み出しました。

未来に向けた期待と挑戦

この番組が輩出した芸人たちは、その後の活躍が期待される中で、今年の「おもしろ荘」も新たな才能の可能性を示しました。1196組の中から選ばれた13組は、既にその競争を勝ち抜いた精鋭たちであり、これからの日本のお笑いシーンを担う存在となることでしょう。

特に、プロ格闘家としても活動するスピーディーハンターのような、身体能力を生かしたパフォーマンスは、これまでのお笑いの枠を超えた新しい可能性を感じさせます。彼らのダイナミックな動きとユーモアの融合は、観客に驚きと楽しさを提供しました。

パーツ芸の世界とその魅力

また、エキシビションコーナーでは、やす子がMCを務める中、自分の体を使った「パーツ芸」が披露されました。まりんかやMAUMAUたぐーなど、10組の芸人たちが自らの身体を駆使して笑いを生み出す様子は、観客に新鮮な驚きと楽しさを提供しました。

パーツ芸というジャンルは、従来のネタやコントとは異なる個性を持ち、視覚的なインパクトと即興性が求められます。これらの芸人たちは、その身体能力と創造性を活かし、観客の目を引き付けることに成功しました。

このように、今回の『おもしろ荘』は、さまざまなスタイルの芸人たちが集まることで、日本のお笑いの多様性と可能性を示しました。若手芸人たちがどのように成長し、未来のスターとなっていくのか、今後の活動に期待が高まります。

[中村 翔平]

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