Mrs. GREEN APPLE、2024年の快進撃を振り返る
Mrs. GREEN APPLEが刻んだ2024年の軌跡
2024年はMrs. GREEN APPLEにとって、まさに記念碑的な一年となりました。彼らは「日本レコード大賞」でバンドとして史上初の2年連続受賞を成し遂げ、「2024年最も聴かれて、最も歌われたアーティスト」という称号を手にしたのです。彼らの勢いは、まるで春に芽吹く若葉のように止まることを知りません。
この一年、Mrs. GREEN APPLEはその音楽的才能を存分に発揮しました。映画『サイレントラブ』の主題歌「ナハトムジーク」や、TVアニメ『忘却バッテリー』のオープニングテーマ「ライラック」、さらには映画『ディア・ファミリー』の主題歌「Dear」など、次々とヒット曲を送り出しました。これらの楽曲はストリーミング再生回数が1億回を超え、オリコン調べではアーティスト別で通算21曲という驚異的な数を記録しています。
音楽だけでなく、映画界にも旋風を
音楽シーンでの成功にとどまらず、Mrs. GREEN APPLEは映画界にもその影響力を広げました。映画『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』は公開週末の興行収入ランキングで1位を獲得。この作品は音楽ライブ映画として18.9億円を超える大ヒットとなり、2024年度公開の音楽映画でNo.1の座を獲得しました。音楽と映画、この二つの異なるフィールドで彼らが見せた活躍は、まさに多才であることの証明です。
紅白歌合戦での喜びと感謝
12月31日に行われた第75回NHK紅白歌合戦で、Mrs. GREEN APPLEは「青と夏~ライラック 紅白SP」を披露しました。このステージでは、リーダーの大森元貴さんが「今年もありがとうございました!」と観客に感謝の意を表し、その後「紅白!」と叫んでパフォーマンスをスタートさせました。彼の叫びは、まるで今年の感謝と来年への抱負を込めた一声のように、会場の空気を一変させました。
彼らの演奏は、単に音楽を聴かせるだけではなく、観客全員を巻き込んで一つの大きな体験を共有するものです。ステージ上のエネルギーは、まるで春の嵐のように観客席まで広がり、一瞬たりとも目を離せないパフォーマンスとなりました。
未来へ向かう新たな一歩
Mrs. GREEN APPLEはデビュー10周年を迎える2025年に向けて、さらに大きな期待を背負っています。これまでの成功に満足することなく、彼らは新たな音楽の地平を切り開く準備を整えているようです。Blu-rayやアルバムの新作リリースも控えており、彼らの音楽旅はまだまだ続きます。
今年の紅白歌合戦では、西野カナさんが6年ぶりに復帰し、「EYES ON YOU 紅白スペシャルメドレー」を披露しました。西野カナさんの復帰もまた、音楽シーンに新たな風を吹き込んでいます。彼女の笑顔とともに響いた「めちゃめちゃ緊張しました。でも楽しかったです」との言葉は、彼女自身の音楽への愛情と復帰にかける情熱を感じさせます。
音楽とは時に、時代の流れを反映し、また人々の心をつなぐ力を持っています。2024年、Mrs. GREEN APPLEと西野カナさんがそれぞれの音楽で見せた世界は、きっと多くの人々にとって忘れられないものとなったことでしょう。そして、彼らがこれからどのような音楽を届けてくれるのか、期待は膨らむばかりです。
[伊藤 彩花]