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2025年01月03日 19時20分

田口淳之介、映画復帰で見せる新たな一面:感動ドラマ『僕のなかのブラウニー』公開

田口淳之介、20年ぶりの映画復帰で見せる新たな一面

元KAT-TUNの田口淳之介さんが、20年以上ぶりに映画界へと帰ってきました。新作映画『僕のなかのブラウニー』の初日舞台挨拶で、田口さんは共演者や監督とともに登壇し、久しぶりの映画出演に対する意気込みを語りました。この作品は、震災で妹を失った少年とその父親が現実に向き合い、生きていく姿を描いた感動のヒューマンドラマです。

映画界への復帰、意外なきっかけ

田口さんが映画に出演するのは、2002年の『模倣犯』以来のことです。今回の出演のきっかけは、相馬雄太監督が『リーガル・ハイ』での田口さんの演技を評価したことによるものだそうです。監督は、「軽度のパニック障害で食欲がなかったときに、田口さんの演技を見て気持ちが晴れやかになった」と語っています。田口さん自身も、監督からのオファーに「本当に驚きと感動を感じた」と笑顔を見せました。

今回の映画で田口さんが演じたのは、少年の父親を手助けするキーパーソン・和泉大輔役です。田口さんは、「今回の映画出演は、自分にとっても重要な挑戦だった」と語り、20年ぶりの映画出演に対する喜びを表現しました。

子役たちから受けた刺激

共演した子役たちについて、田口さんは「今の子役は本当にしっかりしている。セリフも完璧に覚えてきて、僕も負けていられないと感じました」と、若い世代からの刺激を受けたことを明かしました。田口さんは、「子どもはいないけど、こんなかわいい子たちと一緒にいると楽しいだろうな」と、子役たちとの共演を楽しんだ様子です。

田口さんは、子役たちに対して「役になりきることの大切さを教えてあげられる存在でありたい」との思いを語り、彼らと共に成長していく姿勢を示しました。彼の中でのライバル心や挑戦する気持ちは、いまだ健在です。

震災をテーマにした作品への思い

本作は、震災をテーマにしており、「震災を風化させないように」との思いが込められています。田口さんも、「心温まる作品になっているので、多くの方に見ていただきたいです」と観客に呼びかけました。震災を経験した日本において、こうしたテーマは多くの人々にとって共感を呼ぶものであり、田口さんの出演によってそのメッセージがさらに広がることが期待されます。

40歳を目前に、新たな挑戦

田口さんは、今年40歳を迎えます。これからの活動について、「新しいことにチャレンジする年だったので、これまでやってきたものを練り直して、映像や舞台での演技を高めていきたい」との抱負を語りました。これまでの経験を活かしながらも、新たな方向性を模索し続ける姿勢が印象的です。

舞台挨拶では、「しっかりしているね。俺の小6の頃は『カメハメ波が出る』とか言ってたもんな」と、ユーモアを交えながら子役たちの成長ぶりを称賛する場面も見られました。田口さんの明るく親しみやすいキャラクターは、多くのファンにとっても魅力の一つです。

田口淳之介さんにとって、20年ぶりの映画出演は単なる復帰ではなく、新たなスタートとも言えるでしょう。彼の演技がどのように進化し、観客にどのような感動を届けるのか、今後の活躍に期待が高まります。

[高橋 悠真]

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