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2025年01月04日 07時11分

レアル・マドリー、逆転劇でラ・リーガ首位に!アンチェロッティ監督の展望は?

レアル・マドリー、劇的な逆転劇でラ・リーガ首位に浮上

2025年の幕開けを告げるラ・リーガ第12節の延期試合で、レアル・マドリーがバレンシアを相手にドラマチックな逆転勝利を収めました。試合はバレンシア州の豪雨災害による延期を経て行われ、マドリーにとっては新年初の試合という特別な意味を持っていました。この試合で勝ち点を奪えば、今季初めてラ・リーガの首位に立つことができるという重要な一戦でした。

アンチェロッティ監督は、試合前の会見で「力強いスタートを切りたい」と意気込んでいましたが、試合は想像以上に波乱含みでした。前半はバレンシアが速攻を生かし、先制点を挙げる展開。マドリーはボールを保持しつつも、バレンシアの5-4-1の堅固な守備に苦しみ、攻撃の糸口を見出せませんでした。ヴィニシウスはボールに触れる度に観客から辛辣なブーイングを浴び、さらに挑発的なジェスチャーを見せる場面もありました。

ヴィニシウスの退場とモドリッチの偉業

後半に入ると、マドリーは攻勢を強めPKを獲得するも、ベリンガムのシュートはポストに阻まれる不運。さらにヴィニシウスがディミトリエフスキとの衝突でレッドカードを受け、数的不利に陥ることに。しかし、ここでチームを救ったのが39歳のモドリッチ。彼のゴールで同点に追いつくと、ベリンガムが試合終了間際に劇的な決勝ゴールを決め、マドリーは2-1で勝利を収めました。モドリッチはこのゴールで、クラブ最年長得点記録を更新しました。

この試合は、ヴィニシウスの退場というネガティブな要素を含みつつも、チーム全体としての粘り強さを見せる結果となりました。アンチェロッティ監督が強調した「勝つことへのこだわり」が、まさに試合後半での逆転劇に結実したと言えるでしょう。

新年を迎えるレアル・マドリーとアンチェロッティ監督の展望

アンチェロッティ監督は、2025年の戦いに向けて、ラ・リーガとチャンピオンズリーグの連覇を目標に掲げています。バルセロナの失速やリーグ内の競争激化も相まって、どのチームも一筋縄ではいかない状況です。特に、ライバルであるバルセロナやアトレティコとの三つ巴の争いが、今シーズンのリーガをさらに白熱したものにしています。

監督は「試合に勝たなければならない」というシンプルな目標を掲げ、選手たちのモチベーションを高めています。冬の移籍市場に関しては、守備陣の補強の可能性を模索しつつも、チームの現状に満足しているとのこと。これからの試合がどのように展開されるのか、ファンの期待は高まるばかりです。

このように、レアル・マドリーの新年初戦は、劇的な展開を見せました。ヴィニシウスの退場という課題を残しつつも、モドリッチやベリンガムといった選手たちが見せたパフォーマンスは、多くのファンに感動を与えました。今後の試合でも、彼らがどのような戦いを見せてくれるのか、目が離せません。

[中村 翔平]

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