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2025年01月07日 10時10分

デミ・ムーア、ゴールデングローブ賞初受賞で新たなステージへ

デミ・ムーア、45年のキャリアを経て初のゴールデングローブ賞受賞

ハリウッドの象徴的な女優デミ・ムーアが、ついにその長いキャリアにおいて初めてゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門)を手にしました。彼女が受賞した作品『The Substance(邦題:サブスタンス)』は、2025年5月16日に日本で公開される予定で、ムーアの演技が高く評価されるきっかけとなりました。

彼女のスピーチは、45年以上のキャリアを振り返りながら、深い感謝と驚きを表現するものでした。「ああ、なんてことでしょう!」と壇上での第一声に驚きと喜びを隠しきれない様子が印象的でした。彼女は過去に「ポップコーン女優」と揶揄され、商業的には成功しても、業界内での評価には恵まれないことがあったと告白しました。しかし、今回の受賞でそのイメージを払拭し、彼女の演技力が正式に認められたことは、彼女自身にとってもファンにとっても大きな喜びです。

『サブスタンス』での圧倒的な演技力

ムーアは、「完全に自分をさらけ出すことに、より大きな価値があった」と語り、その演技には狂気とも呼べるほどの美と若さへの執着が見事に表現されています。監督のコラリー・ファルジャによる脚本は、女性が抱える社会的な束縛を打破するストーリーとして、多くの観客の心を捉えました。

人生の節目としての受賞

デミ・ムーアは62歳という年齢にして初めてゴールデングローブ賞を受賞しました。この受賞は、彼女にとってキャリアの大きな節目であり、また、女性としての新たなスタートを切るきっかけともなりました。彼女はスピーチで、「あなたは決して十分にはなれない。でも、物差しを下ろせば、自分の価値を知ることができる」との言葉を引用し、自己の価値を再確認することの重要性を訴えました。

この受賞を機に、ムーアは新たな挑戦を続ける意欲を見せています。彼女のキャリアは、今回の受賞をきっかけにさらに広がりを見せることでしょう。彼女のように長いキャリアを持ちながらも、新たなステージで成功を収めることは、多くの人々に希望と勇気を与えます。

今回の授賞式で、ムーアはアルマーニ プリヴェのゴールドドレスに身を包み、カルティエのジュエリーで華やかに装った姿で登場しました。彼女のファッションセンスも賞賛され、レッドカーペットでの彼女の存在感は、まさにスターそのものでした。授賞式には、同じくノミネートされていたマーガレット・クアリーとともに登壇し、共演者たちとの絆を感じさせました。

ムーアのように長年にわたり業界で活躍し続ける女優が、再び脚光を浴びることは、彼女自身の努力と才能の賜物であり、また、女性が年齢にとらわれずに活躍できることを証明しています。彼女の今後の活躍に、さらに期待が高まります。

[高橋 悠真]

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