パク・ソジュン、日本初出演で異文化の架け橋に
パク・ソジュン、異文化の架け橋となる日本初出演舞台裏
韓国で絶大な人気を誇る俳優パク・ソジュンが、日本のテレビ番組『さんまのまんま40周年も笑顔のまんまSP』に初めてゲスト出演した。彼の緊張と期待が入り混じった姿は、日本と韓国のエンターテインメント文化の違いを強く感じさせるものであった。
パク・ソジュンは韓国ドラマ『梨泰院クラス』でのカリスマ的な演技で一躍有名になった。彼の出演は、明石家さんまがホストを務めるこの長寿番組に新たな風を吹き込んだ。さんまは「俺は悔しいんや」とその男前ぶりに嫉妬しながらも、彼の作品について積極的に質問を投げかけた。一方で、さんまは韓国語でのコミュニケーションにも挑戦し、パク・ソジュンにおなじみのボケを伝授するという、文化を超えた笑いのセッションが展開された。
異文化交流を盛り上げるお土産と料理
パク・ソジュンは、自ら手掛けた限定ジャパニーズウイスキーを手土産として持参し、自身の誠意を示した。ウイスキーにはさんまの娘、IMALUにちなんだシリアルナンバーが印字されており、さんまを感激させた。このようなお土産は、ただの贈り物ではなく、文化の橋渡しとしての役割を果たしている。韓国と日本の間には長い歴史と複雑な関係があるが、こうした交流が両国の相互理解を深める一助となる。
さらに、パク・ソジュンは韓国の正月に食べる「トックク」を自ら調理してふるまった。これは、単に料理を提供するだけでなく、自国の文化を日本の視聴者に紹介するという意義を持つ。お雑煮に似たこの料理は、韓国での新年の始まりを象徴するものであり、彼が自ら手を動かして準備する様子は、視聴者に親しみを感じさせたに違いない。
リラックスしたトークの中で垣間見えるプロフェッショナリズム
有村架純もまた、大きな土産とともに登場し、パク・ソジュンに対して「作品の製作にも携わるんですか?」といった質問を投げかけた。これに対して、彼はドラマのアドリブシーンについてのエピソードを披露し、さんまを驚かせた。このやりとりは、俳優としてのパク・ソジュンの柔軟さと創造性を垣間見せるものであった。
トークの中で印象的だったのは、パク・ソジュンが「日本語もできないためすごく緊張していましたが、すごく良い思い出になった」と語ったことだ。異国での収録に対する不安は、誰しもが身に覚えがあるだろう。彼の言葉からは、初めての経験に対する緊張感と、それを乗り越えた達成感が感じられた。
未来への展望と文化の継続的な交流
パク・ソジュンはインタビューで、今後訪れてみたい日本の場所として京都を挙げ、「一度行くと長く滞在するのが好き」と語った。彼の言葉からは、異国の文化に深く触れ、理解しようとする姿勢がうかがえる。また、2025年の目標として「本業に戻り、良い作品で皆さまにお会いする」と意気込みを語った。
今回の出演を通じて、パク・ソジュンは日本の視聴者に新たな一面を披露し、異文化交流の重要性を強調した。彼のような国際的なエンターテイナーが、文化の壁を越えて共感と笑いを共有することは、今後の両国間の関係にとっても非常に有益である。異文化の中で笑いを共有することは、言葉を超えたコミュニケーションの形であり、未来に向けた明るい展望を示している。
パク・ソジュンの日本初出演は、彼自身にとっても視聴者にとっても、心に残る交流のひとときとなった。彼の姿勢とパフォーマンスは、エンターテインメントが持つ可能性を再確認させるものであり、これからの活躍にますます期待が高まる。
[伊藤 彩花]