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2024年11月26日 08時18分

竹内涼真と町田啓太がNetflixで官能ダンス映画『10DANCE』に挑む!

竹内涼真と町田啓太が挑む、官能と闘志の世界——映画『10DANCE』の魅力を探る

2025年、Netflixで配信が予定されている映画『10DANCE(テンダンス)』は、竹内涼真と町田啓太のダブル主演により、井上佐藤の人気漫画を実写化する注目作です。この映画は、競技ダンスを通じて描かれる男性二人の複雑な関係をテーマにしています。大友啓史が監督を務めるこの作品は、ダイナミックなダンスシーンと繊細な人間ドラマが融合した新しい形のエンターテインメントを提供することを目指しています。

二人の信也が織り成すドラマ

『10DANCE』の物語は、ラテンダンスの日本チャンピオンである鈴木信也(竹内涼真)と、スタンダードダンスの日本チャンピオンで世界2位の実績を持つ杉木信也(町田啓太)という二人の信也を中心に展開します。彼らは異なるダンススタイルを持つだけでなく、性格や価値観も正反対です。しかし、10種のダンスを極める「10ダンス」の世界で競い合う中で、互いに惹かれ合い、やがては深い絆を築いていきます。

この映画が注目される理由の一つは、原作漫画が持つ官能的で情熱的な描写をどのように実写化するかにあります。原作者の井上佐藤は、映像化に際して「期待1:不安9」という心境を抱いていたと語っていますが、Netflixという大規模なプラットフォームと大友監督の手腕により、その不安は期待へと変わっていったと言います。

豪華な製作陣とキャストが魅せる新境地

監督の大友啓史は、『るろうに剣心』シリーズで知られる、アクションと情感を巧みに融合させる名手です。彼の手によって描かれる『10DANCE』は、単なるダンス映画を超え、愛と情熱、そして自己探求という普遍的なテーマを追求します。監督は「愛に関する器、その器量を創り手に強く問うてくる作品」とし、竹内と町田の魅力を最大限に引き出すことを約束しています。

竹内涼真は、これまでのキャリアで様々な役柄を演じてきましたが、社交ダンスに挑戦するのは初めてです。彼の演じる鈴木信也は、国内の大会にこだわる背景に秘められた理由が徐々に明かされていくことで、観客の興味を引きつけます。一方、町田啓太は、原作のキャラクターよりも優しく甘いマスクで、見る者をときめかせる演技を披露します。彼の演じる杉木信也は、鈴木をダンスの新たな領域へと誘う鍵となる存在です。

Netflixがもたらす新たな可能性

近年、Netflixは日本のコンテンツに大きな投資を行っており、『10DANCE』もその一環として制作されます。Netflixのプラットフォームを通じて、世界中の視聴者に届けられるこの作品は、日本の競技ダンスや文化を新しい視点から紹介することが期待されています。さらに、Netflixというグローバルな舞台に立つことで、日本の俳優やクリエイターたちが国際的な評価を受ける可能性も高まります。

競技ダンスというテーマの可能性

競技ダンスは、芸術とスポーツが融合した独特の世界です。この映画は、単にダンスの技術を見せるだけでなく、その背後にある心理的な葛藤や人間関係を深く掘り下げています。ダンスを通じて表現される感情や、パートナーとの信頼関係の構築は、観客にとっても共感を生む要素となるでしょう。

『10DANCE』は、ダンスの美しさだけでなく、その背後にある人間の複雑な感情や成長を描くことで、観客に深い感動を与える作品になることが期待されています。竹内涼真と町田啓太がどのようにしてこの挑戦を乗り越え、新たな魅力を見せてくれるのか、配信開始が待ち遠しいばかりです。

[高橋 悠真]